
世界中のおもしろい家の写真を撮っている著者が訪ねて来た家とその家で暮らす人々の様子を紹介する。写真・文を小松義夫が担当、家の仕組みやそこで暮らす人々の生活を細かく描写した絵を西山晶が担当。モンゴル、中国・福建省、インドネシア、インド、ルーマニア、チュニジア、スペイン、トーゴ、セネガル、ボリビアの各地の家を紹介。



(続編出ないかなぁ)チュニジアの地面の下に穴を掘って作った家は、間違いなくスターウォーズの撮影で使われたタイプの家ですね。あの撮影も確かチュニジアでした。
砂漠の惑星タトゥーイーンそのものです。窒息しないのかなぁ…と心配になりますが、そこはうまくできているようです。
こうして見ていると、自然環境が厳しい場所ほどシンプルな家が作られているように感じます。厳しい場所でいかに快適に過ごすか。祖先が作り続けてきた家の作り方を忠実に守り、それを現代にそして未来へ伝えている人々が、21世紀の今も同じ地球上で暮らしているのですね。
新し物好きの私は、ちょっぴり反省したりします。
贅沢はせず、あるものに感謝し、それでいかに暮らすか。日本に暮らす私達こそ考えなくてはならないテーマなのかもしれません。
本当はもっと第1王子、第2王子に興味を示してもらいたいこの本ですが、2人ともあまり興味がないみたい。でもうちに置いておけばそのうち見てくれるかな、と期待してみます。