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墨攻

bokkou.jpg10万の敵にたった1人で挑む
久々に観終わってすぐ 『もう一度観たい』 と感じた映画でした。間違いなく私の中では今年のベスト1か2になる映画っまだ3月なのに。しかし確信を持ってそう言えると思った作品でした。

まず構成が素晴らしい。最初のシーン、物悲しいシーンはラストシーンでもあった。墨家である革離の信念を表すシーンでもある。

大国の襲撃に怯える小国 梁。そこには愚かな王と聡明な王子がいた。梁は戦術家である墨家に助けを求め、革離がやってきた。梁には財力も兵力も戦術も何もない。だが革離は諦めず、ベストを尽くす、それが国民のためだと言い続けながら。国民や兵士達はその姿にすぐに惹かれていき信頼を厚くする。当初それを快く思わなかった王子も、徐々に革離の人柄と戦術、行動力全てに惹かれていくのだ。

原作はビッグコミックオリジナルに連載されていた日本の漫画で、原作小説は酒見賢一。連載中に読んでいた時は全く知らなかったが、原作が酒見賢一だと聞いて納得した。漫画そのものも非常にいい作品だったが、今回それを見事に映像化したことも素晴らしいと思う。また、これが英語だとやはり興ざめだが、中国語で映像化されたことが本当に良かったと思う。

評価:(感涙!)

アンディ・ラウは本当に非の打ち所がない、ヒゲも素敵♪ 『謀 LOVERS』 ではちょっと情けない役だったが今回は彼の持つ魅力が惜しみなく出されており、本当に素敵、素晴らしすぎるっ。

若手女優のファン・ビンビンはかなり可愛く、ハスキーボイスがこれまたいい。彼女が演じる逸悦に迫られた革離が、これまた 超ストイック に拒むところがもうーーーたまらなくカッコよすぎるっ!うぎゃああああーーーー!←?

ラスト、自らの策で愛する逸悦を死なせてしまったことに革離は愕然とする。革離の一生癒されぬ深い悲しみが伝わってくる、それでも戦争孤児達を引き連れ、放浪を続けながら乱世を生き抜いた革離。そのラストシーンが最初のシーンにつながっている。

敵将を演じた韓国のスター、アン・ソンギといい、狡猾で小心、愚かな王を見事に演じた中国のスター、ワン・チーウェンといい、香港・中国・韓国のスターが揃い踏みなところもかなりおトク。製作は中国、日本、香港、韓国の4国・地域の合作であり、俳優達の見事な演技に加え、小国 梁の見事なセット、大勢の兵士達、そして国王、王子、梁の兵士、墨家である革離、敵将、敵兵、梁の民など、様々な立場の人々の想いを描ききった見事なドラマに仕上げている。
原作ファンも文句なし。でしょうこれなら。

DVD発売されたら買うかも、悩むだろうなぁ。私もアンディファンクラブに入りたくなってきた(笑)。
冗談はさておき本当に素晴らしい映画でした、必見です。

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木皿泉 『昨夜のカレー、明日のパン』
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名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
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