夫と離婚し幼子を抱え生活に困る枝里。専業主婦を脱却したい奈保子。夫の浮気を知った朝美。恋、仕事、家庭と悩み多き女達の連作短編集が、最後にそれぞれの関係が明らかに。
(真田コジマ)1971年愛知県生まれ。 『アンクレット・タワー』でポプラ社小説大賞優秀賞を受賞しデビュー。
(収録作品)偶然/遊戯/純愛/反目/秘密/不倫/再会/至福
小説で一番キライなのは夢オチ、その次は死にオチ。その次くらいにこの展開は…!!
という小説でした
なぜ各章ごとにシングルマザー枝里のストーリーと、ある食品メーカーに勤める男達3人のそれぞれの家族のストーリーが、交互に繰り返されるのか。あれだけ引っ張っといてオチがこれじゃあ…。
頭に来るというよりかなりガッカリしました。なんだ。って感じ。正直ここまで読んでかなり損した気分です。食品メーカーの家族のストーリーはまあまあなだけに、つまらない(失礼)シングルマザーの箇所を頑張って読んできたのに、ここまで読んでこのオチは…。こういう手法は人によっては目新しく面白いと感じるのかもしれないけど、私はやめてほしい。読者を裏切らないで欲しい。
評価:(5つ満点)