原稿が進まない作家の私。苔むす宿の奇妙な体験、盗作のニュースに心騒ぎ、子泣き相撲にいそいそと出かけていく。私の日々の生活は夢か現か妄想か?日記体の長編小説。すばる連載を単行本化。
(小川洋子)1962年岡山市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。 『揚羽蝶が壊れる時』 で海燕新人文学賞、『妊娠カレンダー』 で芥川賞、『博士の愛した数式』 で読売文学賞、本屋大賞、『ミーナの行進』 で谷崎潤一郎賞を受賞。主な著書に 『ブラフマンの埋葬』 『薬指の標本』 など。
本作、面白いか?と言われれば面白いような気もするけど、やっぱり面白くないかも。日記、随筆調なので淡々と日々が綴られ、どんどん読み進めたいという気持ちにはなれず全然読みが進みませんでした。
小川洋子氏の筆力なのでここまで仕上がってますが、フツーの人がこういう文章書いてもつまらないだろうな…と思い、それって私のこのブログのことか!? と思ってしまいました(笑)。
梨木香歩
『家守綺譚』 のような内容ですが、残念ながらそちらには及びません。
評価:



(5つ満点)
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