1975年ソウル近郊。9歳のジニは状況もわからないまま父親に連れられてカトリックの児童養護施設に預けられる。父のもとに帰りたいと願うジニは院内の人々に反発を繰り返し脱走も試みる。そんなジニを気にかけるのは年上のスッキだった。2人は庭で傷ついた小鳥の世話を始める。スッキはアメリカや遠い国への憧れをジニに語り一緒に外国へ行こうと誘う。かたくなだったジニの心も少しずつ和らいでいくが。
ジニ役の子役の子が上手い!すごい!アシダマナちゃんもビックリ!
70年代のまだまだ貧しい韓国、貧しく規律も厳しいが、温かく描かれている孤児院の様子。厳しい寮母さんの子ども達への愛情、子ども達の幸せを願い養子縁組を勧める院長。それは正しい選択だったのか。最後までそれは分かりませんが、ラスト、パリへ一人旅立つジニの目に、パリの街はどう映るのか。
真摯に生きようとするジニの姿に心打たれ下手な同情心などを湧かせない、素晴らしい演技でした。
評価:




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