人類は前進するという習性に逆らえない。例えそれが完全なるゼロに続く道であろうとも。新しい価値観を生み出す為に止まるのではなく思い切った跳躍をしよう。著者初の単独エッセイ。TVブロス連載を単行本化。
(太田光)1965年埼玉県生まれ。日本大学芸術学部中退。88年大学で知り合った田中裕二と漫才コンビ爆笑問題を結成。著書多数。
太田さんのエッセイは数多く出版されていますが、コレは1篇ずつがとても短くかつ的確で、とにかく面白かったです。それぞれのタイトルの付け方が秀逸すぎます。
エッセイに所々はさまれる超短編小説がこれまた、すごく巧い。三崎亜記の超短編小説を読んだ時も本当に文章が巧いと驚愕しましたが、それに匹敵しました。太田さん天才かと思う。初の長編小説が出版されたそうですが、これだけ書ければそりゃあ小説を書くでしょうね。読むのが楽しみです。
ほんの少しのスキマ時間で読み続けようと思っていたのに、あんまり面白くて一気に読んでしまいました、あ~あ(笑)。
評価:(5つ満点)
ドラゴン桜公式副読本 『16歳の教科書』 番外編 親が子どものためにできること
公立小学校で導入が進む英語教育は本当に役に立つのか? 中高一貫校は最良の選択肢なのか? 親たちが悩む答えの出にくい問題をめぐり14人の論客が真正面から本音で語る。モーニング編集部、朝日新聞社編。朝日新聞連載に加筆修正して単行本化。
(ドラゴン桜)三田紀房 作のマンガ。講談社モーニングにて連載を単行本化、全21巻完結。元暴走族の駆出し弁護士 桜木建二が、経営破綻状態となった落ちこぼれ高校 私立龍山高等学校を、一見奇抜とも思える方法で立ち直らせるストーリー。
マンガ 『ドラゴン桜』 は前々から読みたいと思ってはいたのですが、なかなかこういうマンガ持っている人にも出会えず、貸本屋(じゃなくてレンタルビデオ)にもないしマンガ喫茶に確実にあるなら行くけどないかもしれない…とここまで来て、なんと。第1王子の中学校では今年度の学年費で全巻買ったそうです。生徒に順番に読ませたとか…中学校の教育も変わったな。というか私も借りなきゃな。と思っていたところへ本書。
16歳の教科書、というのは文字通り中学を卒業した生徒に向けて書かれた本で、その番外編としてその親に贈る副読本。ドラゴン桜の前哨戦(借りる気満々)として読んでみました。
様々な分野で活躍している社会人のインタビューが載っています。実に多彩、デーブ・スペクター氏や西原理恵子氏、はたまた工藤公康氏といったTVに出てくる有名人の方々から、企業の社長さんまで。カウンセラーの方の箇所で【ポジティブ・プッシング】という考え方を教わりました。
評価:(5つ満点)