2012年度集計結果
相変わらず素晴らしいほどのマイペース更新でありますが、ようやくこの記事までたどりつきました。今年も決して諦めず更新を続けて参りますのでどーか、たまーに見に来てくださると嬉しいです。
【結果発表】
本39冊(小説/物語35冊 実用書/エッセイ4冊)
映画18本(劇場17本、DVD1本)
演劇1本
今年はついに50冊未満…かつてないほどの落ち込みですね。まぁ4月から仕事を始めたというのも多少関係があるとは思いますが、それでもエンタメライフを送ると決意した以上、年間50冊を越えないというのは由々しき問題であります。この反省を活かし来年度は頑張らねば…ともはや何のために本を読んでいるのか分からない私(そして毎年こういうことを繰り返し述べる懲りない私、笑)。
【小説部門ベスト】
窪美澄 『晴天の迷いクジラ』
素晴らしい。ただ生きることの辛さ、困難さを3人の主人公に託す。誰しも今日生き延びることがこんなにも辛く、そして愛おしい。とにかく窪美澄は見逃せない。
西加奈子 『地下の鳩』
同上。ただ生きることがこんなにも哀しく切ない。鳩もそうなのだろうか。2つの短編が連作形式となってるが2作目の方が本当に素晴らしい。必読。
宮部みゆき 『孤宿の人』
日本語で書かれた小説のうち最高峰の1つと言い切れる宮部。人を生かすのはやはり人なのだ。
今年はベスト3いずれもテーマは【生きることの困難さ】ですな。私もそーゆーテーマが琴線に触れる歳になったということで…。それにしてもこの頃の日本の小説はどれも素晴らしすぎて、時間が足りません。
【エッセイ実用書ベスト】
陰山英男 『陰山英男の英語学習「再入門」』
50歳からの英会話再入門、と銘打った陰山メソッド大人の英会話。何を話したいのか、的を絞って勉強せよと陰山先生。的を絞ることが何より肝要。
三浦しをん 『お友だちからお願いします』
しをんちゃんのエッセイは面白い。たまに詩的な表現がありぐぐっと来る、しをんちゃんやっぱり乙女だと思う。
太田光 『しごとのはなし』
太田さんの天才的な文学センスに倒れそうになります、と今年も書いておく。ふと出会うきらめきを放つ一文に、卒倒しそうになる。
実用書なんて4冊しか読んでなかった。せめて15冊と去年言ってますが今年からはせめて10冊。そうでないと選ぶ物も選べやしません。陰山メソッドの英語学習再入門、これに絞ってやってみるかという気にさせます。この本買わなきゃ、古書店で(とか言ってる時点でダメなのかも)。
【映画ベスト】
再就職した割に映画は行きました。映画館通いはもはや私のライフワーク。
夢売るふたり
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サラの鍵
黄色い星の子どもたち
オペラ座の怪人
邦画もたくさん観ているのですが洋画ばかり4本になってしまいました。大いに私の趣味ばかりですね。西川美和監督作品は外せません、来年はタナダユキ監督作品も観たいなぁ。
【演劇】
今年の劇団四季は 『赤毛のアン』 のみでした。地方公演のみ。そして2013こそ、東京観劇を2本は入れようと今から計画中。そううまくいくものか…。
2013も本と映画と演劇で【健康で文化的な最低限度の生活】を目指します。といつものセリフで締めくくります。皆様からのオススメ情報をいつもお待ちしております、東京での観劇もぜひお誘いください。今年もお付合いいただき本当にありがとうございました。
菜摘ちゃんへ
映画館という束縛