ムーミンの原作者であるトーベ・ヤンソンとその弟、ラルス・ヤンソンによるロンドンの 『イヴニング・ニュース』 紙に掲載されたムーミン達が活躍するコミックス。1954年当初は共著であったが1960年以降はラルス・ヤンソンが1人で更に15年にわたり連載を続けた。物語や絵本でもおなじみの個性的なレギュラーに加え、コミックスのみの登場のゲストキャラクターも多彩に描かれている。半世紀経つ現代も時代的な制約や古さをまったく感じさせず、パロディやユーモアのセンスが抜群の、児童書とはまた違った魅力満載の物語。
筑摩書房からは全14巻が発売。各巻3~4編を収録。

第4巻 恋するムーミン
■ 恋するムーミン ■ 家をたてよう
■ ちっちゃなバンパイア ■ 署長さんの甥っ子
第10巻 春の気分
■ 春の気分 ■ 南の海にくりだそう ■ のんきな黄金さがし
第13巻 しあわせな日々
■ しあわせな日々 ■ 社会を変えよう ■ ムーミンと鉄道

おなじみムーミンのコミックスがあるのです。どれも風刺が効いていて面白いですが、一番私のお気に入りは
『南の海にくりだそう』 です。本により邦題が若干違うものもありますが、これは爆笑モノです。
ムーミンパパの提案で寒いムーミン谷から南の国へリゾートに行くムーミン一家。自分達で船を出して行っちゃうところがまずスゴイ。水も食料も尽きてきたところでようやく目的地?に着きます。ワケも分からないまま超高級ホテルに迷い込み、ホテル側も勝手に上客だとカン違いし、ムーミン一家は招待を受けたとカン違いし、ロイヤルスイートでやり放題…。最後にホテル側から撤退と長々と連なった請求書を受けたムーミン一家、支払いをどうするのか?というところが最後まで楽しめます。必読です。
評価:





(癒し系&爆笑系)
少しずつ増やそうと思っているのでまだうちにあるのは3冊ですが、 『恋するムーミン』 も 『家をたてよう』 もオススメです。『恋する…』 ではムーミンがサーカスのプリマドンナなる美女にとりこになってしまい、スノークの女の子は怒り心頭。『家を…』 では破天荒なミムラ母さんとちびのミイの活躍が見られます。とにかくミムラ母さんはムーミンの登場人物の中でも1、2を争うほどの大物。そのマイペースぶりときたら、誰も敵いませんわ。
13巻にはあまり登場してこないさすらいの旅人、スナフキンが登場するということで買ってみましたが、スナフキンってあまり面白くないかも、私的には。それよりお母さんであるミムラ母さんや異父姉妹のミムラ、ミイの方がずっとキャラが濃いかも。
って知ってましたか?スナフキン、ミムラ、ミイの母さんはミムラ母さんです。3人はお父さんが違う兄弟です。しかも、スナフキンの父さんとミムラ母さんが知り合ったのはミムラ、ミイが生まれた後だそうなので、スナフキンはミイの弟!ということになるそうです。
大きさは、関係ないです。
PR