19世紀後半の中央アジア、カスピ海周辺の草原地帯を舞台に12歳の少年カルルクの元に嫁いできた8歳年上の20歳の娘、アミルが主人公の物語。放牧、農耕、狩りを生計とし刺繍や織物を生業とする、シルクロードに生きる民の暮らしを描く。
(森薫)1978年東京都生まれ。『エマ』 で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。
森薫と言えば 『エマ』 。イギリスを舞台にメイド エマの活躍(どんな?)を描いたマンガ、かなり大人気らしく読みたいけど10巻位完結済でもう買えない…。で新作ならまだ1巻が出たばかり、ということで新作へ。
中央アジアの風俗を描いているところが興味深いです、女の子が生まれたらすぐに嫁入りに持たせる絨毯などの布類を用意し始めるところ、定住と放牧の民の暮らし、などなど。実際はもっと生活は厳しいのでしょうが、その美しい部分をより強調できるマンガという手法って、素晴らしい。
続巻も楽しみにしてます。
評価:(5つ満点)