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対岸の彼女(抄)

img20050821.jpg30代既婚子持ちだが言いようのない孤独感に苦しむ 『勝ち犬』 小夜子と、独身子なしであり会社経営者として必死に生き抜いている 『負け犬』 葵。立場が違うということは時に女同士を決裂させる。女を区別するのは常に女。性格も生活環境も全く違う2人が葵の会社で出会い、上司と部下の関係を超えて女の友情は果たして成立するのか?それぞれの生い立ちから現在の家庭環境を通じ、女の友情について正面から捉えた意欲作。第132回直木賞受賞作。

img20050821_1.jpg今回の直木賞は角田光代。 『カドタ』 でもなく 『ツノダ』 でもなく 『カクタミツヨ』 です。簡単なようで難しい苗字だと思います。それはいいとして、なかなかの評判なので読みたいと思った。しかし1680円は高いな…そうか、雑誌 『オール読物』 を買えばいいじゃん。いつもの本屋に電話までしてカウンターで取り置きしてもらいました。ところがっ。

ハッと気がつくと 『直木賞受賞作 「対岸の彼女」 抄録』 とある。
抄録って…要するに 『抜粋』 のことです。
ああ、しまったあああ!意味ないじゃん!

さて芥川賞は受賞作が全文雑誌 『文芸春秋』 に掲載されます。しかし直木賞は抄録のことが多いです。なぜか。それは芥川賞が 『新人による短編』 という選考基準であるのに対し、直木賞は 『中堅による長編』 という選考基準だからなのです!
この辺の違いに気付かなかった私の、痛恨のミスでございます。

結局このオール読物には前半8章までの部分が、ところどころ省略されながら掲載されており、いい所で終わりになってしまいました。かなり悔しい。でもこのペースならすぐ読めそうかな。図書館で予約とっておきたいと思います。

角田氏は独身のはずですが、既婚子持ちの女性が持つ独特の 『孤独感』 をよく捉え、表現できていると思いました。人が持つ孤独感というのはどのような状況にあるにしても、似たようなものなのかもしれませんね。題材としても 『今』 を捉えており、興味深い作品だと思います。

全文読みきっていないので、感想は避けます(意味ない記事ですみません)。

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1972/02/16
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