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東京人

img20050821.gif『東京人 Tokyo-jin』とは【ある】ものではなく【なる】ものである。東京で生まれ暮らす人はもちろんのこと日本各地から世界各国からやってきて学んだり仕事をしたりしている人はみな 『東京人』。月刊『東京人』では東京を舞台に生きるヒト"東京人"のあり方を模索し彼らが創り上げていく歴史・文化・風俗・建築物・文学・風景など東京という舞台が生み出す様々な事象を毎号の特集で探っていきます。あなたも月刊『東京人』で、東京の隠れた魅力を発掘してみませんか。 (都市出版HPより)

東京人は私が買う雑誌の中でも一番硬派な雑誌です。創刊200号を超えたということで久しぶりに買ってみました。そもそもこのややマニアックな雑誌がH市で手に入るようになったことが嬉しいです。大手の書店の統合によりこれまで市内で入手困難だった雑誌が一気に入荷するようになりました。

東京人は毎号【東京】を形作る文化を掘り下げていくのがコンセプトで、興味深い特集がよく組まれています。私は雑誌好きで色々な雑誌を購入しますが大事に取っておくのはこの東京人を含めて数冊だけ。東京人を探すと本棚に4冊ありました。

1993年68号  江戸東京博物館
1993年73号  小江戸発見!東京近郊小さな旅
1997年121号 私鉄沿線カルチャーマップ
1999年141号 本はなんでも知っている。
 
(全号貸出可、メール下さい)

この141号の特集を読み返していて桐野夏生の『水の眠り灰の夢』を買いに走ったことは既にBlogに報告済みです。10年も前の雑誌なのに古びもせず綺麗なままで今読んでも十分楽しめる内容です。というか買うだけで満足して読んでないらしい(笑)。

200号 私の好きな東京23区散歩ブック を新聞で前号が紹介されていたこともあり久々に買ってみました。『東京』 と聞くと何をまず思い浮かべるでしょうか。

近年の再開発で東京と言えば 『お台場、六本木、汐留』 というイメージになりつつありますが、本来東京とは小さな家がごちゃごちゃと立ち並び、昔ながらの商店が軒を連ね、近所同士声を掛け合って生活して来た街だと思うのです。その中から流行が生まれ文化が創られてきたのは江戸の頃から変わらないはずなのに、その本管を成す 『本物の東京』 を見ずに近年作られた『新しい東京』ばかりがこの頃前面に出され過ぎているような気がします。

東京人の魅力は
1) ライターの質が高い。
いわゆるライターさんだけではなく噺家の師匠さんや芸能人、また有吉玉青や石田衣良といった若手作家の寄稿もあります。思わぬ人が書いていたりして。
2) 写真が良い。
写真にお金かかってます。プロの仕事です。東京人は写真が本当に多い。だから高い(900円)のでしょう。
3) 装丁・構成が良い
装丁の良さは雑誌の命だと思っています。その雰囲気だけで買いたくなってしまう。イメージはやはり大事。だから東京人の表紙は何年も変わらないまま。構成もきちんとした印象で好きです。そして何より何年も本棚に置いても色あせない紙質の良さ。やっぱり高いわけだ。

時間つぶしに買う雑誌と違っていつまでも本棚に置いて読み返したい雑誌。それが東京人です。これからゆっくり東京23区の景色を眺めて行きたいと思います。

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急にアクセス数が増えていて、自分でもビビリ…(笑)。10/10でブログ開設10周年!日付が追いつくよう頑張ります。
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木皿泉 『昨夜のカレー、明日のパン』
プロフィール
名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
職業:
兼業主婦
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