大型絵本を2冊使用
図書館では長期休みにあわせて年に3回、主に春、夏休み、クリスマスにおはなし会を開催しています。図書館所属のサークルのうち絵本とおはなしについて研究している団体は2つあり、1つは私の所属するストーリーテリングサークルKF、そしてもう1つはこどもの本研究会です。この2団体が図書館と協力し、毎回交代でおはなし会の運営に当たります。
そして今回の夏休みはKFの当番です。今までは聞き手として参加していたおはなし会に、今回からは主催者側として参加します。プログラムは3歳以上児向けと小学生以上向けの2つ。3歳以上ではおはなしを1つ、絵本を3冊。小学生以上ではおはなしを2つ、絵本を1つとなりました。プログラム組み立てから時間調整、リハーサルまでちゃんとやって臨んでおります。決して適当にはやっておりませんよ(笑)。
ストーリーテリングが主活動であるサークルKFでは、おはなし会の際はメインとなるおはなしをまず決定し、その後おはなしにあわせた絵本の組み合わせを考えます。今回は 『夏のおはなし会』 ですので夏にふさわしい絵本を紹介したい、ということで色々みんなで考えました。更に今回は大型絵本を使ってみることに。
大型絵本は学校司書の仕事でも何度か使ってみたことがありますが、実際に大きな会場で大型絵本スタンドを使ってやってみると、ページのめくりなど難しいことが多いです。
そうした時に色々アドバイスをしてくれる、サークルの仲間がいると言うのは何とありがたいことでしょう!
私は自分でも気付かないうちに腕を大型絵本の上にずっと渡していたのですが、その位置に腕があると絵本が見にくい、とのこと。更にページの前に立ってしまいがちなので、少し離れてみては?と練習した結果、かなりやり方が上手になりました!こうして自分自身も成長できたことが実感できるのは、嬉しいものですね。
また会場の後ろの長テーブルに 『夏にオススメの子どもの絵本』 をメンバーと選出して、50冊ほどずらっと並べました。もちろん会場に来た方々に自由に借りて行っていただくためです。こうした絵本選びも自分1人では好みも偏ってしまいますが、メンバーがそれぞれ選ぶことで自分知らなかった絵本と出会うこともでき、本当に勉強になると共に、楽しいです!時間があれば私もそのうちからじっくり選んで借りて帰りたかったわ…。
本番はちょっと緊張しましたが、子どもの本研究会の方々からもお褒めの言葉をいただき、大変満足でした。反省会では図書館側との事務連絡をもっと密にした方がいい、プログラム(今日語ったおはなし、読んだ絵本の出典)に間違いがあったので確実に記載する、など色々な意見も出ました。プログラムは間違いがあってはいけないのです、プログラムを見て子ども達や親御さんが絵本やおはなしの載っている本を借りてみよう、と思ってもらうための大事な手ががりなので、最低でも 【題名・作者・出版社】 は確実にしましょう、という反省が出ました。いつも図書館に作ってもらっていたのですが、下書きを持っていくといいかもしれないですね。
私が担当した大型絵本:
999ひきのきょうだいのおひっこし
木村研 作 村上康成 絵 ひさかたチャイルド
小さな池でうまれた999匹のオタマジャクシ。大きくなって池はぎゅうぎゅう。そこでおとうさんとおかあさんは子ども達を連れて引っ越すことに。途中でヘビにあったりトンビにさらわれたりして、おとうさんとおかあさんはハラハラし通しでも子ども達は至って元気。そして最後にみんな無事に大きな池にたどりつく。村上康成の絵が明快で分かりやすい。
子どもたちに混じって
まだまだです