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蹴りたい背中*綿矢りさ

img20050821.jpg高校に入ったばかりの『にな川』と『ハツ』はクラスの余り者同士。ハツはモデル出身のアイドルに熱狂するにな川の観察を続けるうちに深く彼と付き合うようになり…。人と関わるのが下手な10代同士の奇妙にも不可思議な関係を描く文芸賞受賞作。

同じく文芸春秋3月号掲載の芥川賞受賞作です。 前作 『インストール』 も気になる作品だったのですが未読のまま本作を読みました。

蜷川を 『にな川』 と表現したりする辺りも面白く全体的にいい作品だと思いましたが、表現に気を配る余り肝心の主人公ハツの心の機微が表現し切れていないように感じたのがやや残念です。

金原作品と同じく十代の昇華し切れない感情をテーマとしている点で評価を受けた作品と感じます。やはり若い作者自身の持つ感性が活きているのでしょう。ただ、これからハツはどこへ向かうのか、それが感じ取れない点でやや後味の悪さを感じました。それが作者の狙いなのかもしれませんが。

余談:にな川が夢中になるモデル『オリチャン』なぜか長谷川●子をイメージしてしまいました。

評価:(5つ満点)
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祝*誕生日

今日は私の32歳の誕生日です。32歳…もう若くはないわ。でもまだまだイケルわ。というわけで1つ歳を取りましたが今後ともよろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。

Profileに誕生日と年齢が記載してあるのは恥ずかしいのですが、そのおかげか友人から【おめでとうメール】が届きました。嬉しいです。今後2週間受付ておりますのでどしどしお送り下さいますようお願い申し上げます(笑)。

30代に入り一番ショックを受けたのは 【JRナイスミディパス】 の対象年齢になったことに気付いた時。私ってナイスミディなのか…と改めてちょっとショックでした。でも30代に入りよかったと思うのは、色々な面で少しは安定したということ。自分自身に余裕ができたおかげで好きなことも少し出来るようになったし子どもももう1人産めたし。
何より夫との距離感がだいぶいい感じで保てるようになりました。これだけでも大いなる進歩です。

そんな彼、今年は誕生日プレゼントを2つも買ってくれました。お正月に東京(だから千葉だって)で買った指輪のことをすっかり忘れ 『誕生日プレゼント買いに行くよ』 という彼。途中で指輪のことには気付きましたが、ジーンズを買ってもらいました。ローライズのジーンズ、少しは足が長く見えるか?

と書くと毎年プレゼントを買ってくれる優しいダンナさんであるかのようですが、全く何もない年もあります。なので買ってくれる年は何か『やましい』 ことがあるんじゃないでしょうねえ、と疑りたくなったりして。果たして…。

蛇にピアス*金原ひとみ

img20050821.jpgピアスの拡張にハマっていたギャル系コンパニオンのルイは『スプリットタン』という2つに分かれた舌を持つ男アマと出会う。同棲を始める2人。その間もルイは刺青など『身体改造』を繰り返す。やがてアマが行方不明となり死体で発見され…。第27回すばる文学賞受賞作。

文芸春秋3月号掲載の芥川賞受賞作です。金原ひとみは本作がデビュー作の弱冠20歳の女性。一言で言うと 『上手い』 。20歳の女の子(語弊がありますがあえて)がこのように破綻のない文章を綴るとは。

読み始めた時は 『またこの手の内容か』 と思いました(とある選考員も同様に書いてます)。私の苦手な分野です。しかし読んでいくうちに文章に引き込まれていく自分に気付きました。読むのを止めてなぜ惹かれるのかを考えてみると。

女性作家にありがちな、自分の価値観を押し付けたり必要以上に主人公の内面を押し付けようとする記述がないことに気付きました。文章が上手い。その一言です。

先入観なしに読もうと選考員の書評は読み飛ばし、金原ひとみ本人の受賞後の言葉だけを読んでから読んだのですがそこには 『適当に書いてたら芥川賞も取ってしまったし』 とありました。この言葉が真実ならば世の中の作家志望の方々(私含む、笑)には到底及ばない【何か】が彼女にはあるのでしょう。これを【才能】と呼ぶならば、それは一体どうやって磨かれるものなのでしょう。

評価:(5つ満点)

バレンタインデー

世の中はバレンタインデーでしたが今週は私の風邪+第1王子の風邪と風邪オンパレードでそれどころではなく、チョコレートはナシでした。別段誰も文句言わないのでそれなら毎年苦労して何やかやプレゼントを選ぶ必要なかったじゃん、と妙な反省も。

デパートの特設売場で売っていた六花亭の限定チョコ買いに行きたかったな。などと思ったり。

文芸春秋3月号

昨日いつもの本屋で売切れだった文芸春秋3月号。顔見知りの店員さんが
『おっしゃって下さればお取り置きしましたのに~』 そう言われるとますます欲しくなる。

というわけでダ・ヴィンチ定期購読でお世話になっている個人書店に電話してみたら、ありました。もちろん取り置きです。引き取りに行くとまだレジ横に十数冊ありました。出版社切れだそうなのでここで買い占めてネットオークションで売るか?というバカな考えが一瞬よぎる。がもちろんやめました。

ご存知芥川賞受賞は弱冠20歳の金原ひとみと19歳の綿矢りさ。この受賞2作全文掲載のため買いました。文芸春秋を買ったのは実に何年ぶりだろう。私同様の方がとても多いらしくニュースでは通常65万部売上の本誌が100万部を超えた、とありました。

忘れ物

何とかのども復帰し仕事に出ております。マスクをして出勤する私に周囲は 『インフルエンザ?』 と疑惑の目。その度に 『インフルエンザではありませんでしたっ』 と言い訳する私。

午後第1王子のピアノ発表会総練習があるので慌てていたのか、10日発売の文芸春秋3月号がもう売切れだったのがショックだったのか、午後に買物に行ったショッピングセンターでせっかく買った絵本の袋をカートにかけたまま置いてきてしまいました。最近こういう忘れ物が多くしかも気付くのが夜遅くなってから、という始末でちょっとヤバイのかも私。

忘れ物係に電話すると届いてますって。やっぱりH市はいい人が多いわね。総練習も何とか出たし、文芸春秋も別の本屋で取置きしてもらったし、終わりよければ全てよし、ということで。

声嗄れ

ついに声が嗄(か)れてしまいました。
電話に出ようものなら 『…アンタ誰?』 状態です。こんな調子で講師の仕事できるのか?と自己管理が全く出来ていないところを証明するかのような私ののど。

ちゃんと小児科(というところがミソ?)で薬をもらって飲んでるのにちっとものどの痛みが引きません。もしやインフルエンザか?と熱を測っても37度台。せっかくの休みがああ。
明日には治っていなくては仕事にならないぞ。

自動車文庫

2ヶ月ぶりに自動車文庫の日でした。
先々月に借りた 『グロテスク』 を早く返しなさい、という図書館からの督促電話が留守中あったかどうかは不明なのですが、『遅れてすみません』 と小さな声で返しても文句を言わない優しい司書さんばかりで助かっています。

久々に実用書や絵本もたくさん借りました。プリンの本、中華の本、ビーズの本。おいしいプリン食べたいなあ。本を見ると簡単そうですがプリンって結構 『す』 が入っちゃったりして難しいですよね。

4月以降の自動車文庫回覧予定表が来たのですが、またも停留所が変更になっており、今まで行っていた信金15:40−16:00は別ルートに組み込まれ15:10-15:30となっていました。15:10なんて仕事が早く終わらないと無理じゃん!!

またしても来年度の自動車文庫の予定を前もって踏まえつつ仕事の調整をしなくてはなりません…ってそんな融通効く仕事あるのか?
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今週の私
急にアクセス数が増えていて、自分でもビビリ…(笑)。10/10でブログ開設10周年!日付が追いつくよう頑張ります。
只今読破中
木皿泉 『昨夜のカレー、明日のパン』
プロフィール
名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
職業:
兼業主婦
趣味:
読書 映画鑑賞 観劇
かぎ針編み プール
ハマッてます:
車が新しくなりついにiPodがつなげる環境に!すごいぞ技術の進歩!
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