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DaisyAKM Archives

読書と映画と観劇と

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無事です

大地震が起こりましたが、我が家は家族全員無事でおります。
長く続いた停電がやっと復旧し、テレビインターネットの情報が得られるようになりました。改めて災害の大きさに驚愕しています。

たくさんのお見舞いメール、本当に慰められます、ありがとうございます。我が家は物品破損のみで家そのものに見たところ大きな被害はなく、会社(整備工場)の方も奇跡的に大型車両、クレーン車も倒れることなく、無事でした。津波は会社の前の道路を駆け抜けて行ったそうですが、浸水、破壊はしませんでした。

まだ気が張ってますが週末頃気が抜けて倒れるかも。家族が無事で、本当に何よりでした、ありがとうございます。
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合格しました

goukaku.png今の合格発表は数字だけ
本日10日、第1王子は第一志望の県立高校の合格をいただきました。
長きにわたる皆様の応援、誠にありがとうございます、うっうっ(←泣いてる)。

9時に合格発表を見に行きました。同じ中学校のおかあさん達と一緒になり、わやわや言っているうちに子ども達は受験結果の開示請求(点数確認)へ。その間もしばらくは実感が湧かなかったのですが、それから中学校へ行き合格証書、手続きの書類を受け取ってそれを見てしばらくして、ようやく合格したんだなぁとじんわり感じてきました。
合格証書と手続きの書類は、中学校で受け取るのですなぜか。中学校の先生が高校まで受け取りに行ってくれます。

誠に親バカですが、お昼ごはんを食べながら涙出てきました。

本当に子どもの受検って、大変ですね。第1王子もまだ先があり、さらにその後第2王子も控えているかと思うと、本当にこれだけでかなりがっくりきます。合格して嬉しい、というよりホッとしすぎて涙出たかんじ。

…とぼけーとする暇もなく、明日からもスケジュール満載なのでした。新生活が始まるムスコに負けないよう、ハハも頑張ります。本当にありがとうございました。

リアル・クローズ*槇村さとる

realclothes.jpg越前屋百貨店のふとん売場で働く天野絹恵は百貨店の花形である婦人服売場への異動を命じられる。仕事も恋も自分の内面を磨くことを大事にしてきた絹恵は外面を美しく着飾ることに人並みの関心しかなかったが、婦人服部門の統括部長である神保美姫に鍛えられていく。
(槇村さとる)1956年東京都生まれ。漫画家。東京都立工芸高等学校工芸デザイン科卒業。主な作品に 『イマジン』 『おいしい関係』 など。

久々の槇村さとる、友達が貸してくれました、ありがとう。絵がキレイですね、マンガはやはり絵が命です。でもノリがややドタバタな感じがしますね、こんなにドタバタにしなくてもいいのに。

舞台の越前屋は高島屋、松越はもちろん三越ですね。百貨店のオリジナルフロアの品揃えがこんなに気合い入っているとは知りませんでした、すごく興味深いです。美姫様、優作王子、ニコルといった脇を固めるキャラも立ちまくりで面白いです。でも主要キャラ以外のサブキャラがかぶりすぎですね、越前屋ヤングの小西さんと松越のゴスロリ娘なんてまるっきりキャラがかぶっているので、また同じ人出てきた?とまで思ってしまう。人気作品なので連載を続けたいのはよく分かるのですが、それならばもっとキャラを育てていかねば。

今後もっと驚く展開が待っているのか?個人的には美姫さまのあれ以上の若作りはちょっとご勘弁願いたい…(笑)。続きが楽しみです。

評価:(5つ満点)

「希望」という名の船にのって*森下一仁

kibou.jpg20XX年地球に広まった正体不明の病原体から逃れるべく、いつ終わるかわからない宇宙の旅に出発した人々がいた。ヒロシは地球を知らない船生まれの子ども。いつかたどり着く 『新しい地球』 を夢見ながら船の仲間と暮らしていたが、ある日立入禁止の部屋の窓から驚くべき光景を見ることに。
(森下一仁)1951年高知県生まれ。東京大学文学部卒業。SF作家、評論家。主な著書に 『コスモス・ホテル』 『天国の切符』 『現代SF最前線』 など。
(きたむらさとし)1956年東京生まれ。79年にイギリスへ渡り絵本作家に。オラム氏とのコンビでつくった 『ぼくはおこった』 でマザーグース賞、絵本にっぽん賞特別賞を受賞。

こういう設定が大好きなのでこういう設定の映画もほとんど観に行ってしまいます。そしてお決まりなのは 『本当は…』 という展開。

これは小学高~の内容でありながら希望号の環境、生態の仕組みが丁寧に描かれており、かといって必要以上に難しくなく、とても好感が持てます。困難な現状を知った子ども達が打開案を大人達に提案し、その結果船が救われるところも冒険ものの展開が王道で、とてもよいです。

子どもには未来を、大人には責任を、考えさせられる一冊です。きたむらさとしの挿画もステキです。
小学高~中学に大変オススメ。

評価:(5つ満点)

親が死ぬまでにしたい55のこと*親孝行実行委員会

oyaga55.jpg限られた時間の中でしておきたいあなたの親孝行とは? 親にしてあげたいと思うことはたくさんあっても実際には何ひとつしてこなかったという人に親孝行にまつわる55のエピソードを紹介する親孝行の指南書。
(親孝行実行委員会)

親孝行実行委員会、なるプロジェクトが集めたエピソード集。タイトルほど心に残る内容じゃなかった…ちょっと残念。もっと具体的な55のステップが紹介されているのかと思っていたら、単に一言コラムを55個集めただけでした。

結論としては、離れて暮らしていたらコミュニケーションを取りましょう。ということですね。

評価:(企画としてはいいのですが…)

デザートフラワー

desertflower.jpgソマリアの遊牧民家庭に生まれ貧しい少女時代を送ったワリス。故郷を飛び出し大都会ロンドンでトップモデルへと転身を遂げるがその胸中には衝撃的な過去が秘められていた。世界的トップモデル ワリス・ディリーの自伝 『砂漠の女ディリー』 をワリス本人による監修のもと映画化。

ワリスの回想から始まる構成もアフリカの貧しくも美しい大地も、何もかも素晴らしく。よい面ばかり強調しているというレビューも見ましたが、何よりこのアフリカ女性に対する恐ろしい風習についてほとんど知らなかった私達に、自らの半生を映画化することで世に訴えた、ワリスの決意が素晴らしい。

ところどころサクセスストーリーとして仕上げてはあるものの、それでもなおワリスの身体と心を蝕み続けた、幼い頃に受けた大きすぎる傷の大きさに驚愕させられます。同じ女性として、知らなかったでは済まされない、世界の現実がここにあります。
すべての女性、そして男性に観て欲しいです。

評価:(世界は広い)

プラチナデータ*東野圭吾

platinumdata.jpgDNA法案が国会で可決し検挙率が上がる中、科学捜査を嘲笑うかのような連続殺人事件が発生。DNA捜査システムの検索結果は 『NOT FOUND』 。犯人はこの世に存在しないのか? 『パピルス』掲載を加筆、修正して単行本化。 
(東野圭吾)1958年大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業。『放課後』 で江戸川乱歩賞、『秘密』 で日本推理作家協会賞、『容疑者Xの献身』で第134回直木賞を受賞。主な著書に 『幻夜』 『白夜行』 『片思い』 『トキオ』 『ゲームの名は誘拐』 など。

なんか、またしても大風呂敷広げて、という印象。プラチナデータってそういうことかい。というオチ。やっぱりこの煽る感じ、ちょっとついていけないかもと感じつつあります。

何となく、最近の東野作品のトリック(ですやはり)には無理があると思うんです。DB内にデータが存在している以上それを検出できないというのはあり得ないし、そんなに人間って簡単に騙されないし(いや騙されるのか?)。システムの難解さを結局設計者の頭脳の優秀さだけで片付けちゃうのもなぁ。

せっかく面白いテーマなのに、もうちょっと、というところで終わっちゃって残念です。最近こんな風に東野作品に酷評しかかけない自分も悲しいです。途中まですごく面白いのにラストが納得いかないとこんなに嫌なものでしょうか。とか言いつつまた東野作品を読むのでしょうけど。

評価:(途中までの評価で)

海に沈んだ町*三崎亜記

umini.jpg数千人の人々を乗せて海を漂う団地船、永遠に朝が訪れない町、生態保存された最後のニュータウン。哀しくて滑稽な不可思議世界を写真家とのコラボレーションで表現した連作短編集。白石ちえこ 写真。『小説トリッパー』掲載に書き下ろしを加え単行本化。
(三崎亜記)1970年福岡県生まれ。熊本大学文学部史学科卒業。『となり町戦争』で小説すばる新人賞受賞、第133回直木賞候補作。主な著書に 『失われた町』 『鼓笛隊の襲来』 『廃墟建築士』 。
(収録作品)遊園地の幽霊/海に沈んだ町/団地船/四時八分/彼の影/ペア/橋/巣箱/ニュータウン

記憶の中なのか外なのか。現実か夢か。を描いた 『町』 に関するファンタジー短編集。三崎さんは本当に 『町』 という単位が好きらしい。

団地船
秀逸。団地が船で、しかも憧れの住居なんて。旅に出る(船出する)ところが憧れなんだろうか。老朽化が進んだ団地、確かに軍艦のように見えなくもない。老朽化した軍艦の行き先は、どこに。

ニュータウン
最近はあんまりぶっ飛んだ話は書くのをやめたのかな、と思っていたところへ最後にこちら。いつもの三崎節炸裂。ニュータウンは保護しなくはならない対象として、その住民も保護下におく、という法令の下、住民達を完全監視。これって何かの隠喩。

平穏な時代に読んでもちょっと怖い三崎作品、不安定な時期には余計に考えさせられます。やっぱり三崎亜記は短編の方が巧いかも。

評価:(5つ満点)

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プロフィール
名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
職業:
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車が新しくなりついにiPodがつなげる環境に!すごいぞ技術の進歩!
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