そうだ。春頃Iやんに会ったとき、学年費で購入し中3生に読ませたというドラゴン桜全21巻を私にも貸してくれ、と言ったのでした。第1王子は中3時代に読了済みです。そりゃ読みたいけどさすがに卒業した母が借りに行くのもずうずしいわね、と思いつつもやっぱり言ったのだった。そしてその返事が今来たのでした。
もちろん借りに行きます。 『先生個人面談とかお忙しいのでは?』 『いや僕大体職員室にいますから』 というIやん、行ってみたら教務主任に出世していた。そうか個人面談ないわけだ。Iやんの息子さんも第1王子と同じ高校なのでひとしきり高校の悪口を言い情報交換をして、お菓子を置いて(お礼はいつも大事だ)しっかり借りてきました。
という長い前置きの本書。全21巻、なかなか一気読みきつかったです。昔は一晩で10冊位余裕で読めたのに…。で感想です。
涙出ました(笑)。一歩一歩の積み重ねの大切さ、テクニックの利用は卑怯ではないこと、勉強がだんだんと楽しくなってくること。受験という試練をテクニックを駆使し打ち勝つことの指南書です。マンガと侮ることなかれ、大人にもとても勉強になります。数・英・国・理・社、それぞれの勉強の特徴をしっかり掴み、更にそこに東大2次という課題を絞り込んでテクニックを提供することで、偏差値40以下(と思われる)龍山高校の生徒を偏差値70以上に押し上げ、東大理科1類合格を勝ち取る、という大変分かりやすい展開もいいです。
数学…小学校レベルから全ての問題にかならず百点を取らせる。スピードを上げてテストを繰り返し行う。…これって公文式ですよ。できるところから確実に百点を採らせ、更に反復させる。うーんやってて良かった公文式(笑)。英語…ビートルズを一曲唄うだけで中学英語はクリア?そうだったのか…というか声に出して英語は学ぶべきである。なるほど、当たり前のことをやはり実践しないとダメですね。オススメのテキストはZ会の 『速読英単語』 。買ーいましたよ私。英語だけは第1王子には負けたくなーい!(既に危うし…さすが現役は強い)
Iやんに返却に行き 『最後泣いちゃいましたよ』 と言ったら満足そうにうなづいてました。ご近所の皆様、ぜひドラゴン桜全21巻を借りにHR中へお出かけください。