友人の新たな門出を祝う離婚パーティで顔を合わせた学生時代の友人たち5人。何を終わらせて何を始めるのか。動揺、いらだち、むなしさ。学生時代から成長できない、大人になりきれない30代男女5人のモラトリアムを描く。
(角田光代)1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。『幸福な遊戯』 で海燕新人文学賞、『まどろむ夜のUFO』 で野間文芸新人賞、『ぼくはきみのおにいさん』 で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』 で産経児童出版文化賞フジテレビ賞、路傍の石文学賞、『空中庭園』 で婦人公論文芸賞、『対岸の彼女』 で直木賞、『八日目の蟬』 で中央公論文芸賞を受賞。
あー。やっぱり角田さんは当たり外れが結構あります。今更こんなモラトリアム群像モノ書かなくてもいいのに。今回も誰にも全く共感できず悲しい読後感です。
大人に成りきれていない、そしてそのことに気付いてもいない30代半ばの学生時代からの仲間たち。40、50になってもこの人たちはコドモのままなのか?余計なお世話ながら、本当に心配だ!!
評価:


(5つ満点)
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