人の 『生』 について常に焦点を置いている作家、小川洋子の短編集。
収録作品: 刺繍する少女/森の奥で燃えるもの/美少女コンテスト/ケーキのかけら/図鑑/アリア /キリンの解剖/ハウス・クリーニングの世界/トランジット/第三火曜日の発作
基本的に短編集はあまり好きではありません。というのも 『おっこれからこんな風になるんじゃないか?』 とワクワクし出すと終わり、になってしまうからです。なんだもう終わりか…と不完全燃焼なので大体はいつも長編を読むようにしています。
逆に言うと短編というのは作家にとっても力量を試されるものではないかと思います。短い中で余韻を残しつつ、読者に不満を残さないように書かなくてはならないものですからですね。
この作品集では
『図鑑』 というのがいちばん面白かったかな。
『第三火曜日の発作』 というのは私のことが書いてあるのかと思いました(苦笑)。あとは特記するほど覚えてないです、すみません。
評価:


(5つ満点)
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