拉致被害者 曽我ひとみさんの夫ジェンキンス氏が北朝鮮での生活や脱出までのすべてを明らかにするノンフィクション。韓国駐留の米軍兵であった彼が北朝鮮へ渡った理由、曽我ひとみさんとの運命の出会い、拉致の実態と他の被害者の消息。米誌TIMEの日本支局長がジェンキンス氏へのインタビューを元に構成。日本独占先行書き下ろし。
〈チャールズ・ロバート・ジェンキンス〉1940年生まれ。米国陸軍に入隊。韓国のキャンプ・クリンチに軍曹として配属後65年非武装地帯(DMZ)を越えて北朝鮮へ入国。80年曽我ひとみさんと結婚。
現在もなお微妙な立場にある拉致被害者の方々の関係者として、同じく微妙な立場でありながらも、このインタビューに応じ本を出版することを決意したジェンキンズ氏の勇気にまず感動を覚えます。
確かに、本書ではジェンキンズ氏が知る全ては明らかになってはいないのかもしれません。しかし全くこれまでは知ることが出来なかった拉致の実態、かの国の状況を、数十年に渡り目の当たりにしてきた氏が今このインタビューを通じて 『報告』 をしてくれたことに、私達は感謝をしなくてはいけないと思うのです。
政治的、宗教的な話題は公の場では避けるようにする、というのが私の信条であるため、この本を読んだことを記事としてUPすることも迷いましたが、一日本国民として、拉致のことを人ごとと思わないようにするためにも、読んだことだけでもUPするべきかと思いました。
評価は致しません、またコメントにも応じかねますので何卒ご理解をお願いいたします。
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