恋愛小説の旗手、唯川恵のエッセイ。恋することとは、愛することとは、そしてそれらが自分に与える影響とは?恋愛なんてもう関係ないけど、という貴女にこそ読んで欲しい、生きるためのヒント集。
『人は、生きる中で、自分というものを作り上げてゆくものだと思ってきた。
もちろん、それもあるに違いない。
でも最近私はこう思う時がある。
人生の中で、人は自分への誤解を解いてゆくものかもしれないなあって。
えっ本当は私、こういう人間だったんだ。今まで何度それに驚いたことだろう。』
( 『恋なんて、少し不幸ぐらいがちょうどいい』 唯川恵 より)
とまぁ、こんな内容の作品です。恋愛なんてもう縁がない、なんて思っていても読んでみると結構自分なりの発見があったりします。
『カラダがココロを支える三十代』 20代の頃は気力でどうにかなったが、30代では気力だけではどうにもならないこともある。30代になったら健康を、自分の身体をまず大切にするべきだ。それが全ての成功への近道である…なんて、至言だ…と思いつつもすぐに忘れちゃうのは何でだろう?そういう至言を忘れない人が成功するんだろうなぁ。なんて思ったりしました。
『結婚してよかったことは?』
『そりゃあ、もう恋愛しなくていいことよ。』
というくだりを読んだ時、私も最初結婚した時そう思ったのを思い出しました。さて、今は?(笑)。
あと
『オレってガキだからさ。』 という男とは付き合うな、とあった。そう、付き合うなら大人に限る。エセ大人とは付き合うな!全くだ(笑)。
さらに
『ありのままの自分でいいの?』 は勉強になった。だらしない自分を自分で許してしまっているのは、ありのままの自分を受け入れているわけではないと。自己肯定と開き直りは違う。とあった。全くその通りです、反省。
しかし、読んだ後は忘れちゃうんだよなぁ、こういう本の内容。だからいつまでも成長しないのかな、私。
評価:



(20分で読破…内容あるのかないのか?)
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