人気シリーズの新宿鮫、佐久間公、ジョーカーが勢揃い。大沢在昌のすべてが堪能できるハードボイルド短編集。新宿鮫シリーズの短編小説 『夜風』 を初収録。
(大沢在昌)1956年名古屋市生まれ。慶応義塾大学法学部中退。『感傷の街角』 で小説推理新人賞を受賞しデビュー。『深夜曲馬団』 で日本冒険小説協会最優秀短編賞、 『新宿鮫』 で日本推理作家協会賞長篇賞、吉川英治文学新人賞、「新宿鮫 無間人形」で第110回直木賞、 『心では重すぎる』 で日本冒険小説協会大賞、『パンドラ・アイランド』 で柴田錬三郎賞を受賞。
佐久間公の短編などところどころ面白いものもあるにはあったんだけど、全体として煩雑な感じ。ハードボイルドって何だっけ?もう少しパンチの欲しかった短編集かな。最近連作短編が流行りなものだからそういう話同士の繋がりを求めすぎちゃうのかもしれないです。
出版社の 『ランダムハウス講談社』 というのも講談社との違いは何なのだろう?どういうジャンルのものをランダムハウスで出すのかな。
評価:(5つ満点)