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魔女の宅急便その4*角野栄子

majo04.jpgキキの恋
とんぼさんは遠くの町の学校へ入学し、寂しくなったキキ。でも夏休みになればとんぼさんが帰って来る!楽しみにしていたキキの元に来たとんぼさんからの一通の手紙。そこには今年の夏休みは山ごもりをするとありました。せっかく一緒に過ごせると思っていたのに。思春期を迎え、不安定な気持ちを抱えながらも成長していくキキの物語。
(角野栄子)1935年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒。25才の時にブラジルに2年間滞在。『ズボン船長さんの話』 で旺文社児童文学賞、『おおどろぼうブラブラ氏』 で産経児童出版文化賞大賞、『魔女の宅急便』 で野間児童文芸賞、小学館文学賞他を受賞。

キキは17歳。始めから終わりまで、考えていることはとんぼさんのことばかり。そういうお年頃なんでしょうね。

大好きなとんぼさんは夏休み中ずっと山へこもると言います。私の気も知らないで…キキは寂しくもあり口惜しくもあり、つまらなくも感じます。でも離れていることで少しずつお互いの存在が大きくなっていることに気付くのです。その不安な気持ちもあって心に巣食う暗い闇に捕らわれてしまいそうになったキキ。暗闇でもがきながらもその中で自我をしっかりと捉えなおす、というくだりがありますが、この辺りは小学生の読者には難しいかも。

キキは親友モリの弟ヤァくんを預かったり、何十年も前から伝わる花嫁の 『幸せのベール』 を運ぶ役を引き受けたり、大変な仕事を通じて一回りも二回りも大きくなります。そしてそこにおかあさんが病に倒れた知らせが届くのです。

大切なおかあさんを失いかけて必死に看病をし、自然の力、魔女の薬であるくすりぐさにも助けてもらって初めてキキは、 『生きることは生かされていること』 だと気付くのです。

ちょっとエピソードが盛りだくさんだったかな。

評価:(5つ満点)
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1972/02/16
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