魔法のとまり木
もう10代も終わろうとしているのにキキは何か物足りない日々を送っています。ついついイライラしてしまい、大事な魔法もうまく行かないことが。大人になるキキにの心の成長を描く。
(角野栄子)1935年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒。25才の時にブラジルに2年間滞在。『ズボン船長さんの話』 で旺文社児童文学賞、『おおどろぼうブラブラ氏』 で産経児童出版文化賞大賞、『魔女の宅急便』 で野間児童文芸賞、小学館文学賞他を受賞。
キキは19歳。おかあさんはもうおとうさんと結婚した歳になりました。恋人とんぼさんとは微妙な距離ですが、それがついに…?
『海のかぎ』 では不思議な鍵を持ち主を探して届けますが、持ち主達は鍵を受け取ることを拒みました。秘密にしておいた方が幸せなこともあるのだとキキは教わります。
『ファッションショー』 でちょっと大人の女性として扱われるキキ、恋人とんぼさんもちょっと妬いたりして。
そんな2人、物語の最後の最後で結婚しますが、その記述はなんと2行!いいのかそれで!?
『幸せのベール』 は使わないのか?などと思ってしまいました。
これでキキの物語は終わりで、続きはキキの娘の話になるようです。
評価:



(5つ満点)
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