
今回も予告から必ず観たいと思わせる映画。さすがスピルバーグ。2時間弱のストーリーもあらゆるエピソードが事細かに設定してあり、一分の隙もない。さすがスピルバーグ。…だからちょっと完璧すぎて、もう少しゆるみが欲しかったというのが本音です。
トム・ハンクスは今回も素晴らしい。英語ができないロシア人の役なのですが、片言の英語から彼が空港内で生き抜くために仕事を見つけていく中で英語を習得する様子、観ていてもほほえましく、嬉しくなってきます。途中2回ほどお金がなくてバーガーキングで無料でもらえるクラッカーにケチャップとマスタードをはさんでいるビクター(トム)、何とも哀愁漂いまくり。
空港内で徐々に彼のファン/友人が増え、彼の恋を応援するシーンは観ていて本当に楽しい。
ただ最後のシーンは蛇足だったかな、と私は思います。ビクターがニューヨークの街へ足を踏み出したシーンで終わった方が良かったんじゃないかなぁ。
特に大仕掛けがある映画ではないので、ビデオで十分楽しめますのでぜひどうぞ。
評価:




(5つ満点)
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