12,000キロの真実/幼い頃はその陸上競技の技を競い合った2人の少年。戦争が2人の友情を引き裂いた。戦場で上官と部下として再会した2人は数奇な運命により日・ソ・独三国の軍服を身に纏い12,000キロの旅に出ることとなる。その果てに2人が見出したものとは?オダギリジョー、チャン・ドンゴン主演、カン・ジェギュ監督作品。韓国。
オダジョーとチャン・ドンゴンという2大スターの競演というだけでも話題の本作ですが、延々と続く戦争の悲惨なシーンを見続けるのはやはり辛いものがあります。またストーリー全体が壮大すぎて展開が早く、ちょっと追いつけない部分もあります。しかし過酷なシーンを取り続けたスタッフと俳優陣がとにかくすごいです。今はどこまでがCGなのか全く分からんですが、それでも真冬のロシアでのシーンは本物でしょうしすごい迫力でした。
脇を固める俳優陣にファン・ビンビン、山本太郎など。山本の狂気ぶりもまたいいです。ファン・ビンビンは久しぶりに見ましたが死にそうなシーンばかりで彼女の美しさがよく分からないという…。昔会社勤めをしていた頃、上海出身の映画好きの同僚とファン・ビンビン整形疑惑の話をしたことを思い出したり。
ついほんの6、70年前までこのような過酷な戦争が行われていたことに、改めて驚愕をおぼえます。オダジョーが繊細な役どころ、チャン・ドンゴンが骨太なところとバランスがとれているところも良かったですね。ただ、画面は揺れっぱなしです、韓国映画の手法なのでしょうが邦画のカメラが揺れない映画に慣れている身としては、鑑賞後しばらくしんどかったです。
評価:



(5つ満点)
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