古典落語の傑作 『粗忽長屋』 を題材に独特の板尾ワールドを展開。全ての記憶を失い戦地から戻ってきた人気落語家。かつての師匠や恋人に支えられわずかの記憶を辿ってゆきながら復帰を目指すが、そんなある日もう1人の男が戦地から帰ってきた。本物の落語家は2人の男のうちどちらなのか。板尾創路監督作品。
正直…期待が大きすぎました。見終わってしばらくして、これってジキル博士とハイド氏、という話なのか?とも思いましたが、そうゆうことでもないみたいです。石原さとみが本作の主演ですね。どこかのレビューにもそうありましたが彼女の演技は素晴らしいです。また突如脈絡もなく何回か登場するドクター中松も、インパクト強大です(笑)。
板尾さんは今回もバリバリです、周囲もおっかしい板尾さんを盛り上げます、そこはかなり楽しめます。このチーム板尾でしか出せない空気感は今回もバッチリでした。落語家弟子役の柄本佑さん、六角精児さん、カラテカ矢部さんとかみんな見事なハマリ役でよくぞここまでキャストを揃えた!と拍手です。
だから、ストーリーが訳分かんなくても、この板尾ワールドが楽しめれば、まぁいいか。という内容の映画です。
評価:



(5つ満点)
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