幼い頃から吃音というコンプレックスを抱えたジョージ6世。王位よりも恋を選んだ兄の後即位した彼は、苦労を重ねながらも妻エリザベスとスピーチ矯正の専門家ライオネルに支えられ、吃音を克服し王の責務であるスピーチに挑む。
悪役の多いヘレナ・ボナム・カーターがいい人役(妻のエリザベス)、というだけでもう新鮮。映画はものすごく王室に好意的に作られており、ジョージ6世も王妃もものすごく気さくないい人、として描かれています。でもそれって本当?(笑)
幼い頃のエリザベス2世が可愛いですね。
王位を継ぎすぐにそれを放り出す兄と、弟ジョージの苦悩が描かれていて、実に人間的、王位継承も一家族の問題なわけ。この王室に対する考え方も姿勢も日本と全然違うなと思い、興味深いです。
評価:(5つ満点)