
レンタルDVDで観ましたが、久しぶりに映画館で観ればよかった!と後悔した映画でした。素晴らしい内容でした、必見です。
私はジェットリーのファンなのでそれだけでもいいのですが、トニーレオン始めとするスターとの競演に加え、映画の基本であるストーリー展開の巧みさにワダエミ会心の衣装が効果抜群です。
シーン毎に切り替わる衣装のメインカラー(赤、青、緑、白)が映画全体の叙情的な雰囲気を盛り上げています。袖の長い衣装で宙を舞う剣士達の動きが実に美しいです。
ストーリーはジェットリー扮する始皇帝の暗殺者 無名が3人の剣士達の意志を継ぎ始皇帝暗殺のため謁見する場面から始まります。無名が語る3人の剣士との戦いを虚偽だと見破る始皇帝。始皇帝が語る想像もまた真実ではないと遮り無名はついに始皇帝へ真実を語り出すのです。
ついに始皇帝は3人の剣士と無名の 『天下』 への真摯な思いを悟るラストシーン。無名が全てを始皇帝へ託す、という結末はハリウッド映画ならこういう展開はないだろうと感じるシーンであり、同じアジア人という感覚を感じた作品でもありました。
前評判ではそのワイヤーワークが話題に上り【アジアのマトリックス】などと随所で言われていましたが、それよりも全体を流れる叙情的な雰囲気が素晴らしく、これを盛り上げるためのワイヤーワークと感じます。剣士達の動きを見ているとホントに飛べちゃうのかも、と思ったり(ドラゴンボールか?)。
映像よし、ストーリーよし、ジェットリーよし。皆様にオススメです。
評価:





(5つ満点)
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