最後のシーンで(ネタバレですが)キムは息子タムを渡米させるため自ら命を絶ちますが、そのシーンは本当に泣けました。泣いた泣いた。しかし一緒に行った友人たちは 『死ななくても良かったのにねぇ』 と話してました。いいえ、ダメですよっ。キムが死んだからこそ、クリスはタムをアメリカへ連れ帰ざるを得なくなるわけなので、あそこでキムが死ぬのは必然なんですよ。ととうとうと話してしまいました。
お子さんがいらっしゃる方にはかなり、きます。
やっぱり観て良かったミス・サイゴン。いい締めくくりになりました。
ちなみにインターネットで検索していたら、このミス・サイゴンをプレ公演も含め6回も観た、という方のレビューが載ってました。6回って…スゴイ、本物の演劇ファン。彼女によればキム役は笹本嬢が一番だったそうで。確かに松たか子、演技は悪くはないのですが歌がイマイチでした。そして市村正親。やっぱり素晴らしい俳優ですね。市村正親を堪能できただけでもかなりお得だったので、この公演は大当たりでした。
また演劇ファンの友人達と来年もいい観劇をしたいものです。