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ミス サイゴン

img20050821.jpg2004年最大のイベント。東京帝国劇場まではるばる行って来ました。ちょっと前の10月に舞台装置が故障し、その日の公演がキャンセルになったと聞いていたばかりだったので、はるばる新幹線代かけてやってきて観られなかったらどうしよう…という心配も杞憂に終わり、無事舞台を堪能して来ました。

物語はベトナム戦争終末期のサイゴン。アメリカ兵クリスとベトナム少女キムはある晩恋をして結ばれ、一人息子であるタムが生まれるが、クリスは軍の帰還命令により帰国してしまう。タムと共にクリスの帰りを待つキム。戦争が残したものは街と人々への多くの傷跡と共に、タムのようなアメリカ兵との混血児たちであった。その子どもたちの運命は?というのがテーマ。

12年ぶりとかの東宝再演に力入りまくり。舞台装置も評判通り、ホーチミンの金ピカ銅像もすごいし何よりヘリコプターのシーンのすごいこと。圧巻です。轟音の中スローモーションになる周囲の人々、お互いの名前を呼び合い探しあうクリスとキム。このシーンは舞台装置と共に出演者達の目まぐるしく位置が変わるという見事な演出で、最大の見せ場です。

評価:(5つ満点)

最後のシーンで(ネタバレですが)キムは息子タムを渡米させるため自ら命を絶ちますが、そのシーンは本当に泣けました。泣いた泣いた。しかし一緒に行った友人たちは 『死ななくても良かったのにねぇ』 と話してました。いいえ、ダメですよっ。キムが死んだからこそ、クリスはタムをアメリカへ連れ帰ざるを得なくなるわけなので、あそこでキムが死ぬのは必然なんですよ。ととうとうと話してしまいました。
お子さんがいらっしゃる方にはかなり、きます。

やっぱり観て良かったミス・サイゴン。いい締めくくりになりました。
ちなみにインターネットで検索していたら、このミス・サイゴンをプレ公演も含め6回も観た、という方のレビューが載ってました。6回って…スゴイ、本物の演劇ファン。彼女によればキム役は笹本嬢が一番だったそうで。確かに松たか子、演技は悪くはないのですが歌がイマイチでした。そして市村正親。やっぱり素晴らしい俳優ですね。市村正親を堪能できただけでもかなりお得だったので、この公演は大当たりでした。

また演劇ファンの友人達と来年もいい観劇をしたいものです。

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年齢:
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誕生日:
1972/02/16
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