しかし張り切ってカメラを持って行ったというのに、撮影は入り口まで!中は撮影厳禁!って美術展なら当たり前なんですけどね、ちょっとかなりガッカリしちゃいました。
でも中をご覧になりたい方はイトイさんの 『ほぼ日』 に詳しくありますのでご覧ください。
(イトイさんは写真撮れていいなーと友人に言ったらまた笑われました。)
中は本当に 街 でした。それぞれの小さな小屋、そこには1つ2つ作品が置いてあるだけの小屋から、たくさんの作品が壁中に貼り付けてある小屋、特に奈良さんは 封筒の裏 に絵を描くのが好き?みたいで、封筒の裏作品だけ集めた小屋を友人は 『欲しい~』 と連発してました(私も欲しい)。
コラボのgrafの方々の小屋もなかなか個性的でした。放射能スーツ?を着ている トラやん(人形)、なぜ放射能スーツ?階段を上っていくとキリンが首を出している不思議な小屋、そして奈良氏のコレクションのレコードジャケットで埋め尽くされた小屋。
絵画の他にも彫刻作品も多く手がけている奈良氏、モチーフは圧倒的に 『子ども』 と 『犬』 が多いです。というかほとんどそれです。
1)不思議な噴水(左上)
子どもの顔がコーヒーカップの上に積み重なっている。一番上の子どもの目からは涙(水)が絶え間なく流れ出ている。
2)微笑む少女(右上)
奈良氏には珍しい微笑む女の子、私のお気に入りの絵。不機嫌そうな女の子や怒っている女の子の作品が多い中、珍しい作品。
3)セッケンか?謎のオブジェ(左中)
この謎のオブジェは3つありましたが、いずれも直径1m以上の非常に大きな作品です。真っ白い様子はセッケンのよう、うううむ…。
4)あおもり犬(右下、青森県立美術館蔵)
今年9月にオープンした県立美術館の象徴的モニュメント。なんと5m近くあるらしい。そのミニチュア版が今回会場にありました。ちなみに読み方は 『あおもりけん』 。
お土産コーナーも充実。9月に入り ←なら お菓子販売 を市内の多くのお菓子屋さんが参加して始めたそうで、会場にも数点ありましたが見学後売切れだったので、私達はちゃんとお菓子屋さんに2軒も寄りました。どうも 『限定』 に弱いのは友人も同じようです。
ショップでも絵ハガキや缶バッチ、ファイルなどを買い込みました。そしてっ首都圏の友人に頼んでおいた ビッグイシュー バックナンバーもありました!早速友人に確認を取りまだ買ってないということで自分達で買って帰りました。2005年発行のビッグイシューもありかなりラッキー。
右の可愛い 小悪魔風天使ちゃん人形→ は、一緒に行った友人が先にご家族と行った際にお土産に買ってきてくれたものです。あまりの愛らしさに毎日そばに置きたいため、このように車に乗っております。
このお人形もあったら私もお土産に買おうと思っていたら早々に売り切れたそうです!ホント可愛いですもん…ありがとう友よ。
やっと 【まとめ】
奈良美智をそれまでほとんど知らなかった私にとって、発見ばかりの展覧会でした。自分の作品に飽くなきこだわりを持ち、その展示する空間までも既存の場所では飽き足らず作り出そうとする彼のバイタリティーと、それに賛同し協力してくれる人々の多いことにまた、感動しました。
個性的なアーティスト集団grafの面々に加え、大勢のボランティアスタッフ。中には製作から運営まで半年以上弘前にいた方もいるそうです(ラジオ情報)。仕事も放り出して(?)までこれに懸けた半年間。それもいい想い出ですね。
現代アートにかなり疎い私ですが、今回はかなり楽しめ、かつ勉強になりました。やはりモノより思い出。これからもホンモノを観る機会を出来る限り多く持ちたいです。
そしてやっぱり奈良美智が大好きな友人と一緒に行けたことが一番楽しかったですね。私は展覧会などは1人で行くことが多いですが、一緒に行ってアレコレ話しながら鑑賞する楽しさもまた格別でした。
小屋展示はこれで最終だそうですが、青森県立美術館には4つの奈良小屋がありますので、良かったらそちらも観に行ってくださいね。かく言う私もまだ行っていないので雪が降る前には行きたいですが…ムリかな。
金沢でも
本当にありがとう
発見!
本物欲し~い