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えんぶり

img20060220.jpg職場の人形もえんぶり仕様
えんぶりはH市の2月のお祭りで、期間は17日から20日までと決まっています。初春の豊作を願う祭りで、太夫(たいふ)と呼ばれる男衆が代々伝わっている大きな烏帽子をかぶり、笛や太鼓の音に合わせて足を踏み鳴らし踊る、勇猛果敢なお祭りです。この踊りを 『摺(す)り』 と言います。

市内には30組ほどのえんぶり組があり、4日間の間市内の商店街で門付けを行ったり、公会堂や市庁前で演舞をします。摺りには2種類あり、各組はそれぞれの摺りを伝承し続けています。この摺りは田植えの様子を表しているそうで、えんぶりは豊作祈願の祭りと言われる所以です。

えんぶりは漢字で書くと 『木』 へんに 『八』 と書きます。一文字で 『木八』 と書きえんぶりと読む。これは誰が作った文字かはよく分からないそうですが、昔からこのように書かれているとか。

えんぶりは春を迎える祭りです、今年は特に雪が深いので寒くて一度も見には行けませんでしたが、王子達はそれぞれ学校と保育園でえんぶり組に来てもらって舞を鑑賞したそうです。
第1王子のお友達にも2人えんぶり組に入っている子がいて、その子達はえんぶり期間中は 『公欠』 扱いになります、伝統芸能(無形文化財)ですもの。カッコいいです。

img20060220_1.jpg太夫による摺りの他にも恵比寿様や大黒様の格好をした人が舞う 『えびす舞』 や 『大黒舞』、子ども達が扇子を持ち踊る 『えんこえんこ』 と呼ばれる舞もあります。魚を釣り上げる様子や扇子を持ち踊る様子が非常に愛らしいです。早いお子さんは5歳くらいからデビューで、お稽古も大変だし寒いし、本当に頭が下がる思いです。

各組に伝わる烏帽子は何十年も、それこそ100年近い物もあるとか?で大事に保管されています。それを実際に使っているというのも素晴しい。学校や保育園ではよくこの時期に烏帽子を作ってきます、自分達の願い事をこめて烏帽子に絵を描いたり。『祈願』 のお祭りですからね。

トトロ大好きの先生による作品↑

えんぶりが来ると春も近い。雪深い今年は一層春が待ち遠しいです。
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DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
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