さよなら夏の日
あんなに暑かった夏と子ども達の夏休みが終わり、気がつけば涼しい風が吹くようになりました。秋がやってきたのですね。
この4月以降、実に多くの本を読んできました、小説一辺倒で実用書は苦手だった私が、手芸の本以外も少し手に取るようになったのは大いなる進歩ですね。ストーリーテリングサークルに入会したのも大きなきっかけで、毎月の例会で皆さんから紹介のある 『読んでおくべき一冊』 は実に新書系がとっても多いです…ガンバリマス。
そんなこんなで楽しく読書はできているのですが、気がつくと今年は読書以外、ほとんど何もしていないような…それでいいのか?と思っている私に答えが見つかりました。
あなたに 寺山修司
書物のなかに海がある
心はいつも航海をゆるされる
書物のなかに草原がある
心はいつも旅情をたしかめる
書物のなかに町がある
心はいつも出会いを待っている
人生はしばしば
書物の外ですばらしいひびきを
たてて
くずれるだろう
だがもう一度
やり直すために
書物のなかの家路を帰る
書物は
家なき子の家
無題
本の山