全部で27台(多分)の山車が順番に中心街で行列をするのですが、山車の間に各神社や獅子舞、虎舞、騎馬打球の方々などの行列も見られるのがとても興味深いです。
獅子舞は皆さんご存知と思いますが、面白いのはご当地の虎舞。獅子ではなく虎の頭と虎柄の布で、2人1組で虎になり獅子舞のごとく口をカパカパさせたり踊ったりします。そしてこれはどこでも同じ風習かどうかを知りたいのですが、虎舞と言えば必ず頭をかじってもらう。これが無病息災のおまじないになるそうです。お祭りではあちこちで親に抱かれながら虎舞にかじられる子どもの姿を見ることができます、大抵は赤ちゃん怖がって泣いています(笑)。第1王子も第2王子も今年は4組の虎舞組全部にしっかりかじってもらいました。第2王子は今年は全然泣きませんでしたね。これで来年まで無病息災、一安心です。
また山車も趣向を色々凝らしてあり、大抵は故事をなぞらえた物(孫悟空、里見八犬伝、かぐや姫など)ですが、私が今年一番気に入ったのは写真の縄文絵巻です。なぜか正面に土偶がいるのが可愛らしい。山車のサイドには縄文土器がキレイに並べられていました。何となくおかしいんだけどちょっとそれも楽しい。
例年はお祭り期間中は毎日山車を見に行く私達ですが、今年は猛暑ということで夜の前夜祭と今日のお還りだけを見ました。
年々見るたびにこのお祭りが好きになるような気がします、特に山車だけが通るだけで驚くようなことはあまりないのですが、新聞に載っている各山車組の製作苦労やそれを一生懸命引く子ども達やヤンキーの兄ちゃん姉ちゃんを見ていると、やっぱり日本の夏は祭りだねぇ、と思ってしまうのです。