閲覧室も5部屋ほどありどこも広かったです。何となくざわざわしていてもOKの部屋、静かにしていないといけない部屋、と雰囲気があり、共同作業の時はざわざわしている1階の閲覧室、レポートでテンパッてる時は真っ直ぐ2階の閲覧室、と分けて使ってました。
リファレンスの先生は決まった曜日の2時間ほどしかデスクにいませんでしたが相当頼りになる先生で、3年になってからお世話になった際、なんでもっと早く(1年の頃から)先生に色々尋ねなかったんだろう!と激しく後悔(笑)。このレファレンスの先生がいなくても、いつでもベテランの司書さん(顔なじみ)が何でも教えてくれました。
ちなみにその方は、私達が探していた本を担当教官が試験前借りていったとポロッと漏らしてしまい、 『あ、●●先生が借りてるって学生に言っちゃった!』 だそうで(笑)。私達は必死でその本をリクエストかけて読んだっけ(笑)。読んでも難解でしたが…。
更に特記すべきことは、その当時わが大学図書館はまだ 【カード目録】 だったんです!Y市の市立図書館ですら電子目録(OPAC)になっており、ようやくタッチパネルの検索機が入り始めた頃だったので、大学でまさかカード目録の引き出しを4年間引きまくることになるとは思いませんでした。でも今となってはそれもいい思い出、あの引き出しのカードを引きまくる経験はもうできないことでしょう…と遠い目になってないで、話がずれました。
ともかく私が文学部卒だからかもしれませんが、大学図書館というところは蔵書があって当たり前だと思っていたので工業大学の学生さんには深く同情いたします…。でも図書館では昼寝している人がほとんどだったからそれでいいのかも?ちなみにここは手塚治虫の全集があり、それを見に行くだけでもかなり価値があります。
■ 高専
工業大学に比べ高専はかなり充実してました。開架も多く書庫も工業大学よりはずっとあるはず。ここではまずシラバスを見ました、なかなか興味深いです。
高専は中学卒業後の学生が入学し、20歳までの5年間で大学の工学部の基礎過程を修了する、というシステムで、基本的に高校のカリキュラムとは異なるものです。とはいっても3年生までは学生服を着用しており高校生的な雰囲気。理系ですが国語や歴史の授業もあり、高校のカリキュラムとほぼ似通っているようです。
勤めていた会社に高専出身の人が何人かいたので 【高専=優秀】 というイメージが私の中では出来上がっておりますが、15歳の時点で子ども達が自分は理系に進む、という決断ができるかな?ということだけが心配です。
もちろんH市の高専も入学するにはかなり優秀でなければならないそうで、トップクラスの県立高校入学以上の学力が求められるとか。
バカ親の私は第1王子が高専でもいいなぁ、そうしたら20歳までは親元にいてくれるし、学費も助かるなぁ…などと思っております(笑)。
ここは居心地いいです、雑誌もサイエンス系はもちろんですが、なぜか家庭画報英語版(季刊)があります。誰のリクエストなのだ?パラパラとめくり難しい…。その他読み物は少ないですが、思わぬベストセラーが突然入ったりしてます。
そして何よりここは、みんな昼寝しないで勉強してる!うーんいい環境だ!私もここで勉強を…と希望的観測だけは、大きいです。