
NHKのニュースおはよう日本で紹介されていた山中湖の図書館です。
それまでの行政による運営をNPO法人へ委託することで画期的な運営方法を試みることに成功している館です。地域により密着し更に館独自の特長を打ち出そうとしている点で未来の図書館のあるべき姿を見ました。
情報創造館ではこれまで司書の手によっていた貸出、返却業務を写真の自動貸出返却機にまかせることにより、司書という人的財産を別の分野に投入することにしたとか。その別の分野というのが
【リファレンス】 。司書ひとりひとりが得意分野を持ち来館者の問合せにきめ細やかに応えることにより、館全体の存在意義を上げていこうという運営方針は素晴らしい。また館独自の資料として
【富士山アーカイブ】 を宣言し、『富士山のことなら何でも分かる』 をキーワードに富士山に関する資料、研究を進めていくことも運営の柱としているそうです。
最近どこの図書館でも司書さんがフレンドリーになり喜ばしいことですが、さらに司書さんがそれぞれ専門分野で勉強して頂き、その知識を来館者が新しい
【資料・知識】 として吸収できるような仕組み、リファレンスを確立しようとする動きが素晴らしい。図書館のあるべき姿です。
私も学生時代は大学図書館のリファレンスの担当の先生には大変お世話になりました。先生のちょっとしたアドバイスで資料探しの新しい方向を知ることができたことは大きな喜びでした。
図書館を利用する人が楽しく、また来たいと思うような図書館作り。ぜひ多くの館でも行って頂きたい試みですね。
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