怖い夢、儚い夢、おもらしの夢。作家らが綴るそれぞれのこどもの頃にみた夢にそれぞれに異なる挿画を添えたアンソロジー。 『小説現代』 連載に書き下ろしを加えて単行本化。
(収録作品)男(角田光代)/ガラスの便器(石田衣良)/さよなら、猫(島本理生)/水の恵み(阿川弘之)/タイムリミット(辻村深月)/ヘビ(西加奈子)/ふたり流れる(市川拓司)/ハントヘン(堀江敏幸)/雲の下の街(柴崎友香)/衣がえ(長野まゆみ)/おしっこを夢から出すな(穂村弘)/さらば、ゴヂラ(高橋源一郎)
『こどものころにみた夢』 の解釈が作家ごとにあまりに異なり、正直アンソロジーとしてテーマが定まっていない印象。
島本理生はやはりいい。その他の作品はかなり意味不明なものもあった…。それでもなおアンソロジーは色々な作家の作品が読めるのはとても時間的に、オトク。
評価:



(5つ満点)
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