うさぎさんが丸いテーブルを作りました。みんなで使うテーブルなので、みんなで使うところにおこう。くるまにのせて、ごろりん ごろん ころろろろ、と運んでいきます。すると急に 『おやっなんだか荷物が軽くなったみたい』 。次々と友達がやってきて、後ろからだまって押してくれていたのです。 『どうぞのいす』 の続編。
(香山美子)1928年東京都生まれ。旧制金城女子専門学校国文学科卒。絵本作家、詩人、作詞家。『あり子の記』 で日本児童文学者協会賞、NHK児童文学奨励賞を受賞。著書に童謡詩集 『おはなしゆびさん』 『たんじょうびのまほうつかい』 『ヒッコリーのきのみ』 など。
(柿本幸造)1915年広島県生まれ。画家。第8回小学館絵画賞受賞。日本児童出版美術家連盟会員。著書に 『どんくまさんシリーズ』 『しゅっぱつしんこう』 『ヒッコリーのきのみ』 など。1998年没。
保育園で第2王子が
『どうぞのいす』 と一緒によく読み聞かせしてもらっている本作も、クリスマスに買いました。保育園の先生が 『サンタさんに絵本何もらった?』 と聞いてくれたところ、第2王子は
『テーブルのやつ!』 と元気に答えたとか。このお話も素敵です。
『どうぞのいす』 に出てくる動物のお友達が、今度は一堂に会して登場します。うさぎさんの作ってくれた大きな大きなテープル、丘の上のみんなの切り株のそばに置くことになりました。
みんなが
『これはいい。明日はここで本を読もう』 『これはいい。明日はここで絵を書こう』 『これはいい。明日はここでお茶を飲もう』 とそれぞれ言い合っている間に…あれっうさぎさんがいないぞ?
次の朝、テーブルの周りにはたくさんのイスが用意してありました。そういえば昨夜はうさぎさんの家では一晩中明かりが点いていたっけ。
というお話。
うさぎをはじめ、動物達の表情が非常に愛らしく、何度読んでも飽きません。
評価:





(どうぞのいすとご一緒に)
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