じぷたはジープを改造した消防車。ちいさいのであまりみんなに相手にされません。仲間のはしご車やポンプ車、救急車にいつもあこがれていました。そんなある日、隣町で山火事が起きて、狭い山道を登れるじぷたに活躍の場がやってきます。小さなじぷたの活躍と成長を描いたロングセラー。
じぷたはチビッコ消防車。いつも仲間のはしご車やポンプ車、救急車を見ては 『かっこいいなぁ』 とため息をつく日々。大きな火事では活躍の場はなく、仲間の活躍ぶりを見てはまたため息をつく日々でした。
そんなじぷたにも活躍の場が訪れます。狭い山道を登らなければたどり着けない山小屋で火事が起こったのです。じぷた一人(一台?)が駆けつけ、無事山火事を防ぎました。
という定番中の定番ですが、心に染みるお話です。子どもたちは多分、最初はいじけていたじぷたが活躍の場を与えられ、急に活き活きとするところに惹かれるのでしょう。もちろんじぷたはただいじけていただけではありません、いつも整備をしてもらい、そして何よりも火事があれば自分も駆けつけて消すのだ、という自覚を持っていたのです。だからこそ山小屋の火事ですぐさま出動し、張り切って仕事ができたのでしょう。
ちょっとお説教くさくなりますがそういう雰囲気は出さずに、じぷたの気持ちが子どもには伝わればいいな、と思っています。最近の第2王子のお気に入りの一冊です。
評価:





(5つ満点)
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