ゆうじが模型飛行機と交換にきつねからもらった、そらいろのたね。庭にうめて水をかけると、小さなそらいろの家が生えてきました。そらいろの家は毎日少しずつ大きくなります。最初はひよこやねこが、そのうちゆうじや友だちや、たくさんの動物たちがやってきて仲良く家に入りました。やがて森中の動物が入れるくらいに大きくなったとき、やってきたきつねが言いました…。1964年初版のロングセラー。
子どもの頃私のお気に入りの一冊でした。そらいろのたねさえあれば、私の家の庭にもそらいろのおうちが生えてくるかも…どこに行けばそらいろのたねがあるかしら?と考えたものです。
64年初版以来読み継がれている、超ロングセラーです。中川季枝子、山脇百合子おなじみの姉妹の作品ですが、山脇百合子が独身時代であることを示す旧姓 大村で描いている作品の1つ。ここに古さを感じますね。
うちにある本は保育園で第1王子が購入していた 『ものがたり絵本36』 のうちの一冊です。第1王子が第2王子に絵本を読んでやろうと本棚を見ていて、『これにしよう』 と出してきてくれたので私も一緒に聞いていました。その 『読んであげよう』 というお兄ちゃんの気持ちが一番、嬉しいですね。
第2王子も分かっているのか、大人しく聞いていました。
評価:





(親子共々)
ちょっと第1王子の読みは早いですが、そんな 『指導』 をしちゃいけません。学校で音読を毎日しているおかげか、読み方はだいぶ良くなりました。『上手に読めたね』 と第1王子に言うと、嬉しそうにしていました。
オンライン書店の書評で 『躾けの要素あり』 と書かれている方がいましたが、そんなことには全く気付きませんでした。というか躾け、と思って読んだらせっかくの本がつまらないじゃないですかね。というのが私の意見です。絵本は絵が素敵で、物語が楽しければ、それで十分です。
というかそれが一番大切で肝心なところではないでしょうか。
古い本にも楽しさがたくさんあります。只今福音館書店ではこどものとも発行50周年ということで、これまで発行したこどものとも全巻を紹介する期間限定Blogや、50周年記念の出版物などが目白押しです。
こどものともファンの方は、50周年記念Blogは必見です。福音館書店のホームページよりリンクがありますので見てみてください。
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