退屈な日常をくしゅっとまるめたい人へ。くすくす笑えて時に爆笑。穂村弘の不思議でファニーな毎日を綴る。『別冊文藝春秋』 連載に加筆修正して単行本化。
(穂村弘)1962年北海道札幌市生まれ。上智大学英文学科卒業。歌人、翻訳家、エッセイスト。『短歌の友人』 で伊藤整文学賞、『楽しい一日』 で短歌研究賞を受賞。主な著書に 『シンジケート』 『短歌という爆弾』 『もうおうちへかえりましょう』 『本当はちがうんだ日記』 など。
にょっ記よりはややインパクトが少ない、パート2ってそんなもんだけどやっぱり残念。結婚してホムラさんも落ち着いちゃったのかしらね。古本ネタも少ないし、こうなったら古本ネタだけで一冊作ってくれてもいいのに。リカちゃん電話、GIジョー電話など笑える話題もポチポチありますが、本書一番のヒットはこれかな。
◆ タカオ
友人に聞いた話を思い出す。バスの中で母親に尋ねられたのだという。「タカオって誰?」
母が指さした先には紳士服の広告があった。「エレガントなスーツを貴男に」
ハチミツ、というのもなかなかウケました。
◆ ハチミツ
太陽印の純粋ハチミツは栄養満点です。
パンに!ケーキに!ヨーグルトに!お子さま達に!
ぎょっとする。
確かに並列で並べる語句としてはいきなりだもんなぁ、 『お子さま達に』 。オオカミさんにでも勧めているのだろうか?
評価:(5つ満点)