まあちゃんは元気な女の子。仲良しのみいちゃんはあちゃんといつも一緒。今日は二人におかあさんが作ってくれたすてきなエプロンをみせてあげなくっちゃ。まあちゃんが歩いて行くと…。『まあちゃんのながいかみ』 『まあちゃんのまほう』 に続くまあちゃんシリーズ3作目。
(高楼方子)たかどのほうこ。1955年北海道函館市生まれ。東京女子大学卒業。『いたずらおばあさん』『へんてこもりにいこうよ』 で路傍の石幼少年文学賞、『十一月の扉』で産経児童出版文化賞フジテレビ賞、『わたしたちの帽子』で赤い鳥文学賞、小学館児童出版文化賞、『おともださにナリマ小』で産経児童出版文化賞を受賞。主な著作にまあちゃんシリーズ、つんつくせんせいシリーズがある。
まあちゃんシリーズ3作目。セット販売の特装版としてしかハードカバーになっていないのでずーっと見たいと思いながらも見ることができませんでした。なんと帰省先のT町図書館にて発見!喜び勇んで母のカードで借りてもらいました、長年待ち望んでいた出会いだったのですが…。正直内容はまあ普通かな。ちょっと絵が細かいので読み聞かせには若干不向きですね。
おかあさんが作ってくれたすてきなエプロン、ポケットが3つついていてそれぞれにハンカチが入っています。それを見た動物達はまあちゃんの気をそらしてハンカチを盗みどりしてしまうのですが…。まあちゃんがポケットを見てみたらちゃんと動物達からのお礼が入っていたというお話。まあちゃんは喜び、ハンカチを手に入れた動物達も喜んでいて、まあめでたしめでたし…なのかな?
まあちゃんシリーズでは 『まあちゃんのながいかみ』 が秀逸で、2作目 『まあちゃんのまほう』 はちょっとイマイチなのですが、この3作目もちょっと…かな?ながいかみで見せてくれたまあちゃんの豪傑ぶりがないというか。もっと大胆なまあちゃんがみたいですね。というのも大人の勝手な見方かな。大胆な女の子まあちゃんシリーズ、オススメです。
◆まあちゃんシリーズ1作目
仲良しのみいちゃんはあちゃんは髪の長いのが自慢。まあちゃんの髪はおかっぱ。でもまあちゃんももっと、ずっと伸ばすんだから!長く長くなったまあちゃんの髪、その長いことといったら…。
◆まあちゃんシリーズ2作目
まあちゃんの魔法でおかあさんがたぬきになってしまいます。でもすぐに元に戻ってまあちゃんとたっぷり遊んでくれるおかあさんに。ところがそこへもう1人のおかあさんがやってきた!
評価:(3冊併せてオススメ)