金なし女なしで迎えた元刑事 甲賀悟郎40歳の年末。そこに 『奥さんを保護しました』 という電話が警察から入る。偽装結婚をした会ったこともない中国人女性に記憶喪失の疑いがあるというのだ。悟郎は 『見知らぬ妻』 と初めて会うことになるが。書き下ろし。
(大沢在昌)1956年名古屋市生まれ。慶応義塾大学法学部中退。『感傷の街角』 で小説推理新人賞を受賞しデビュー。『深夜曲馬団』 で日本冒険小説協会最優秀短編賞、 『新宿鮫』 で日本推理作家協会賞長篇賞、吉川英治文学新人賞、「新宿鮫 無間人形」で第110回直木賞、 『心では重すぎる』 で日本冒険小説協会大賞、『パンドラ・アイランド』 で柴田錬三郎賞を受賞。
いつもそうなのですが、色々と考えていた頭にはホッと一息つけるいつものワンパターン、じゃなくて大沢節が、落ち着きますね。毎回同じパターンなんだけどそれが面白い、それってすごいことですね。もはやドラえもん的存在、大沢小説。
今回みんなが血眼になって追っている
『蛇』 なるものの正体が実は、ラストでも明かされないと言いますか…。そこが一瞬アレ?ですが、ハッピーエンドらしいのでまぁいいでしょう(曖昧な感想過ぎる…)。いつも思うけど東京の(元)刑事さんって、本当にこんなにタフじゃないと生き抜けないのでしょうか?
評価:



(5つ満点)
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