家族みんながあまり丈夫ではない一家に赤ちゃんが生まれました。やはり体が弱く何も食べたがらないのでお母さんは泣いてばかり。ある日子ども達に言われてテーブルにあったアボカドを食べさせてみたところ、ペロリと食べて赤ちゃんはものすごく元気で丈夫になりました。ピアノを運んだりエンストした車を押したり、泥棒まで追い返してしまいます。元気な赤ちゃんと家族の物語。
(ジョン・バーニンガム)1937年イギリス生まれ。絵本作家。 『ボルカ』 『ガンピーさんのふなあそび』 でケイト・グリーナウェイ賞受賞。主な作品に 『旅するベッド』 『ねえ、どれがいい?』 など。ナンセンス絵本が多い。
久々の大ヒット、バーニンガムの絵本ではピカイチですね!バーニンガムの絵本には良書が多いですが、やや難解なものも多い中、これはすごく分かりやすい内容です。
ズバリ、何も食べなかった赤ちゃんが、突然アボカドを食べてもりもり元気になってしまうお話。最初はイスのベルトをちぎったりベッドの柵を持ち上げたり、だったのにだんだんとおかあさんの買い物の荷物を持ったり、植木鉢を運んだり、そしてテーブルやピアノを運んだりエンストした車を押したり!エスカレートしていきます。
何と言っても圧巻なのは泥棒を追い返すシーン。5回位読んでもそこで笑ってしまいました。今はもう笑わずに読めますので読み聞かせもOK!
評価:(5つ満点)