自分の子どもを愛せない母親のもとで育った恵奈は家族欲を満たすため自分だけの秘密の行為に没頭する。高校に入り年上の学生と同棲を始めるが心の渇きは止まない。その彼女の世界がある日一変する。『新潮』 掲載を単行本化。
(村田沙耶香)1979年千葉県生まれ。玉川大学文学部卒業。 『授乳』 で群像新人文学賞、『ギンイロノウタ』 で野間文芸新人賞を受賞。
自分の子どもを自分が庇護すべきだと認識できない母親。とその子ども達の不幸な生活。を描いているのはよく分かるのですが、ラストがあんまりでかなり読後感悪いです。新聞の書評を見て読んだのですが、なんであのラストなのか?頑張って頑張って生き続けて、ついに壊れた恵奈に、明日は来るのだろうか。
途中いいところもあるのですが、全体としてオススメいたしません。
評価:


(5つ満点)
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