イラストレータである著者がNGO代表のハンガリー系アメリカ人の彼と暮らしてみたら…。毎日の習慣の違い、感情表現の違いなどトラブルの素となりがちなものを愛しさへと変えてしまうのは、小栗マジック?それとも単に面白すぎるトニーの性格?国際結婚の 『現実』 をマンガで描くエッセイ。単なるノロケ話ではなく、コミュニケーションについて考えさせられる、楽しくてためになる一冊。
以前よりこの本が話題になっていることは知っていましたが、わざわざ買うこともないだろうと思っていました。ところがちょっと待たされた銀行で読んでみたら…思わず声を出して笑ってしまいました。こりゃあ買うしかないっ。早速オンライン書店で1巻2巻を頼んでしまいました。
何と言っても2人のキャラクターとそのエピソードの構成(演出)が上手いですね。小栗さん演劇の演出とか出来るかもしれないな。日本人同士で結婚してもカルチャーショックはあるというのに、小栗さんはそこをしっかりと受け止めて楽しんでいるのでしょうね。ま、小難しいことはともかく、楽しいの一言です。2人はそれぞれの家族と離れて暮らしていますが、離れていてもなお互いに行き交う時は気を遣い合い、労わりあっている様子がよく伝わって来ます。お互い分からないものを努力して理解し合おうという気持ち、それが一番ですよね。
とにかくまだご覧になっていない方はぜひご一読を!すぐ送りますよ。
評価:





(5つ満点)
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