忍者ブログ

DaisyAKM Archives

読書と映画と観劇と

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ニート*糸山秋子

neet.jpgどうでもいいって言ったら、この世の中本当に何もかもどうでもいいわけで、それがキミの思想そのものでもあった。ニートとなった元彼の面倒をみることとなった私。なぜか生きにくい現代を生きる人々を描写した短編集。初出 『i feel』 『野性時代』 『新潮』 。
〈糸山秋子〉『イッツ・オンリー・トーク』 で文学界新人賞、『袋小路の男』 で川端康成文学賞、『海の仙人』 で芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞、『沖で待つ』 で第134回芥川賞受賞。
(収録作品)ニート/ベル・エポック/2+1/へたれ/愛なんかいらねー


候補に何度も上がりながら受賞を逃していた(という言い方が適当かどうか不明ですが)芥川賞を先日受賞したことで記憶に新しい糸山秋子氏、『糸糸』 山秋子、と書くのが正しいのですが、この 『糸2つ』 の漢字は機種依存文字ですので記載ができません。オンライン書店でも 『糸山秋子』となっております。

という前置きはいいとして、短編を5篇入れておりますが…うーん。まぁ読まなくても可。ですね。一番良かったのは 『ベル・エポック』 ですね。親友と思っていた彼女にも、自分に言いたくない新しい未来があるのだと、そしてそれを受容するのが本当の友情だと自分は思う。という内容。潔いですな。私ならブツブツ言っちゃいそうだけど。

表題の 『ニート』 という題に惹かれてこの本を読んだわけですが、『ニート』 とその続編にあたる 『2+1』 どちらもあまり共感できる部分がありません…ということで私はニートにはなれそうもない、と思ってちょっとホッとしたりしなかったり(?)。あまりにも自己肯定が過ぎるとニートになるのか?自分だけが善で他者が全て悪と思うとそうなってしまうのか?それともそんなことは考えないからニートとなってしまうのか?

いずれにしてもニートはニートであることを選択している、という内容が書いてありますが、やっぱりそうは思えないのでありました。

評価:(5つ満点)
PR

Comment

本屋大賞2006第22位

  • AKM
  • 2007-02-24 12:36
  • edit
本屋大賞2006第22位です。
総得点25点。
ベスト30位までにこの本が入るとは…
やはり糸山ファンは多いのか?

私はご覧の通り評価は
『微妙な人間関係が良い』 という書評が
多かった。なるほど。
微妙がキライな私には受けつけないワケか。
お名前
タイトル
文字色
コメント
パスワード
カウンター
ツイッター始めました
今週の私
急にアクセス数が増えていて、自分でもビビリ…(笑)。10/10でブログ開設10周年!日付が追いつくよう頑張ります。
只今読破中
木皿泉 『昨夜のカレー、明日のパン』
プロフィール
名前:
DaisyAKM/菜摘
年齢:
53歳
誕生日:
1972/02/16
職業:
兼業主婦
趣味:
読書 映画鑑賞 観劇
かぎ針編み プール
ハマッてます:
車が新しくなりついにiPodがつなげる環境に!すごいぞ技術の進歩!
ブログ内検索
最新コメント
[10/14 菜摘]
[10/12 さつき]
[05/08 菜摘]
[05/08 小琴]
[03/19 菜摘]
アクセス解析

Copyright © DaisyAKM Archives : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]