みんな知らないけれど、ヒットラーにはむすめがいたのよ…。もし自分がヒットラーの子どもだったら戦争を止められただろうか?子ども達が戦争や親子関係について悩む姿を描く。オーストラリア児童文学賞、産経経児童出版文化賞JR賞受賞。
(ジャッキー・フレンチ)オーストラリアの児童文学作家。過去10年間に出版した本は100冊を越え10か国以上で翻訳出版されている。本作でオーストラリア児童文学賞受賞。
『もしヒットラーに娘がいたらどうなっていただろう?』 という創作ごっこをするぼくと友達のシーンと、友達が語るヒットラーの娘の物語が交互に挟まれる章立てになっている。のがかなり読みにくい…。極端に短い章もあり、これだけ短くするなら後ろの章に足してくれればいいのに?なぜこの構成?なんてことが気になってしまいあまり集中できなかった。
最後になぜこんな創作ごっこをしたのかの真実が明らかになるが、やや唐突な気もする。
子どもの目から見た戦争、について考えるいい機会にはなったと思う。
評価:



(5つ満点)
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