まず、大事なことは2つだけ。
1.自分の気持ちに正直になること。
『本当に心からやりたいこと』 と 『やらなくてはいけないこと』 をハッキリ区別を付けること。これができていない人は案外多く、作者自身もかつてそうだった、とあります。
そして大切なのは、『やりたいこと』 を優先して 組み込むこと。
ここまで読むと 『それは難しいでしょう~』 と思われるかも知れません。
私もこの本や手帳に毎月ある小さなコラムを読む前は、ずっとそう思ってきました。まず生活するためには 『やらなくてはならない』 ことをこなさなくてはならない。そしてその上でどうにかして時間をやりくりして、自分のやりたいことを隙間スキマに埋め込むようにしてやるしかない。そう思っていました。
でも違うんです。
大事なのは、『自分がやりたいこと』 の方なのです。
ここで目からウロコでした。
『英語の勉強をしたい』 『運動をしたい』 『旅行に行きたい』
いつかやりたい、と思っているようでは、そのいつかは 『いつ』 来るのか分からない。ヘタすると 『永遠に』 来ないかもしれない!というのです。
もしかして、そうかもしれない。ならばどうしたらいいか。次の項目です。
2.時間の流れをきちんと掴むこと。
まずは自分の気持ちに正直になり、『心からやりたいこと』 をピックアップしていきます。その上でまず【大きな時間の流れ】から物事を捉えて行くのが一番良いやりかただそうです。
『いつかは語学学校へ行きたい…』 『いつかは●●へ旅行へ行きたい…』 ではなく、まず1年というスパンの中で 『いつなら行けるか?』 を考えて予定として組み込んでみる。できてもできなくても組み込んでみる。
そして次に、著者は 【旬間表】 と呼んでいますが、月を上旬、中旬、下旬に分けたものに大体の予定を書き込んでみる。
『この時期なら何とか調整すれば旅行へ行けそうだ…』
『この時期なら一段落するから英語の勉強を再開できる…』
とか考えるというわけです。まずはおおまかに、おおまかに予定を立てること。
そしてそれらを徐々に月リスト、日リストへToDoリストとして落としていくそうです。ここで大事なのは、ToDoとは言いながらも必ずしなくてはならないのは、
『しなくてはならないこと(仕事など)』 と
『自分が心からしたいこと(夢に近づくためのステップ、本当に好きな趣味)』
を明確に分けるということだそうです。
私も毎週のToDoリストを時々見返してみて、いつの間にか全部が 『しなくてはならないこと』 になっていることに愕然としちゃいます。まだまだです。
でもこの上記2点さえ毎日キッチリ意識して、それこそ無意識にうちに振り分けができるようになり、時間の振り分けもできるようになれば、著者の言う通り 『気が付いたら夢が叶っていた!』 ということになるかも、です。
あともう1点加えるならば
3.自分を誉める。
だそうです。せっかく資格取得を目標にしていても、その資格が取れた途端、焦って次の目標を見つけようとする人が実に多いとか。私もそうかも…。まずは資格を取った時点で、ここまでの自分を誉める。自分の頑張りを自分で認めるのです。そうすれば段々に自分のペース、頑張れる部分が分かってくるので、ムリせず停滞せず夢に近づける人になるとか。
なーるほど。でございます。実用書は苦手だと散々このブログでも言っている私ですが、この本は2回目ですがやはりまた納得する部分も多いし、実際にやってみたいと思わせる内容です。
『急げ急げ乗り遅れるな!』 というHowTo本が多い中、ゆっくりと自分と向き合って自分自身の本当に望んでいる自分を見つけることから始めよう、という本書は、焦っている時にこそまた読み返したい本です。
優先してやりたい事
自分の時間作り