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子育てハッピーアドバイス2*明橋大二

img20060420.jpgしつけや勉強が自然に身につく子どもに育てるために、いちばん大切なこととは?おじいさん、おばあさんは子どもにどう接したらいいのでしょう?大反響を呼んだ 『子育てハッピーアドバイス』 の第2弾。誰もが持つ子育ての悩みに、マンガやイラストを添えて的確に具体的にアドバイス。ちょっとした声掛けで家族みんなが笑顔になれるQ&A集。
(明橋大二)昭和34年大阪府生まれ。京都大学医学部卒業。精神科医。名古屋大学医学部附属病院精神科等を経て、現在真生会富山病院心療内科部長、児童相談所嘱託医など務める。


第1弾に感銘を受けた私は、早速一緒に第2弾も買ってしまいました。ですからこちらは初版です。同じく太田知子さんのマンガとイラストがより一層分かりやすさを促しています。

簡単なQ&A方式で書かれていますが、この本で書かれていることで何よりも大事なことは、まず子どもには 『自己評価』 、つまり 『自己肯定感』 をしっかり持たせないといけない、ということです。つまり

 私は存在価値があるんだ、
 大切な人間なんだ、
 生きていていいんだ、
 という気持ちです。
  (本文より)

またしても、最初に出てくるこの一文にガーンと来ました。

自己肯定感…明橋先生によれば、それは0〜3歳にその土台が築かれるそうです。つまりその年齢時に親や周囲の人に大切にされたことを感じている子どもには、着実に自己肯定感が育つ。そしてそれができて初めて 『しつけ』 ができ、しつけができて初めて 『勉強』 に取り組むことができる。
ですから現在の学校教育が満6歳以上、となっていることにも大きな意味があるそうです。

評価:(5つ満点)

現在この自己肯定感がない人が非常に多いように感じます。自分を大切にしないから他人も大切にしない。その結果簡単に人を傷つけたり、最悪の場合は殺してしまったりする。それもごく簡単に。恐ろしいことです。

自分も他人も等しく大事なものだと自覚していれば、このようなことは起こらないはずです。
かくいう私もしばしばいろいろな場面で自信をなくし、落ち込むことが多いです。
自己肯定感が足りないとつくづく感じました。

決して驕り高ぶった自信を持つ、ということではなく、自分は生きている価値があるんだ、大切なんだ、ということをしっかり自覚し子育てに臨むことが、子どもにも自己肯定感を与えることになるんだ、と改めて思い起こさせてくれた一冊です。

私も、あなたも、みんな大事な人間です。
たとえ自己肯定感(自己評価)が低くても、それに気づきそれを育てるにはいつでも遅いということはないそうです。『時間がかかっても自己肯定感を育てることはいつからでも可能である。』 という言葉が、本当に救われる思いです。

1巻と合わせてどうぞ。

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