冷めると冷えるの違いは? 年齢を書くときは才と歳のどっち? 日本語学校の先生と外国人学生がくりひろげる笑える日本語バトル。日本語学校のカオスな日常をマンガで紹介。
(蛇蔵)イラストレーター兼コピーライター。雑誌やゲームで幅広く活躍中。
(海野凪子)日本語教師、日本語教師養成講座講師。
ダ・ヴィンチで紹介を見てから読んでみたいと思っていた本書、でも思い切って買うには…どうしようかなと思ってたら、いつも行くカレー屋さんで発見!これはラッキーとカレーを食べるのもそこそこに読みふけりました。日本語って奥深いですね。助数詞(数え方)とかまだまだ知らないことがたくさんあります。
主人公の日本語教師が手に入れた外国の教科書にあった会話が非常に面白いです。
『すてきなお召し物ですね』 『いえ、こんなのはぼろでございます』
いつの時代の会話だ!?と突っ込みを入れる主人公。本当に 『ぼろでございます』 って切り返されたらどう答えたらいいの?(笑)
中国の学生さんが大学院への受験依頼を教授宛に手紙で書く練習で、美文調(散文形式)で書いてしまったところとかも爆笑!
『**大学院よ、我にその門戸を開きたまえ』
って手紙来たらどうよ!でも中国の学生さん達はみんな絶賛、やっぱり文化の違いって面白い!
機会があったらぜひ皆様もご一読を。日本語について分かる、というよりこんなに日本語教師って面白い経験してます、というお話ですね。続編も刊行予定のようです。
評価:(5つ満点)