『本屋大賞』 は全国の書店員が 『いちばん!売りたい本』 を選ぶ賞として2004年の4月に誕生した。書店員が 『読んでよかった』 『もっと売りたい』 と思った本を選んで投票し、その集計結果のみで大賞が決定する仕組みで、新刊書店に勤務する書店員(含むアルバイト、パート書店員)なら誰でも投票資格を有するかつてない開かれた賞である。
投票の対象となる本は2004年12月1日から2005年11月30日までに刊行された日本の小説(文庫・新書オリジナルも含む)。今年度より点数換算を大幅に変更したため2005年度の得点とは大幅に得点表示が異なる点に注意。
今回もまた投票者数が激増し多くの書評が寄せられている。また既刊書籍から 『埋もれているがもっと売りたい』 と選んだ 『発掘本』 も同時に収録。
今年はちょっとチェックが遅くなりましたが、本屋大賞も3年目に入りました。かなり定着したようで、昨年度よりもエントリーした投票者(書店員さん)がかなり増えたそうです。大勢の意見が聞けると言うのはとてもいいことです。毎年思うことですが、この投票に参加するためだけに書店に勤めたいものです。
今年のベスト10までをご紹介。
1位 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(リリー・フランキー)
2位 サウスバウンド(奥田英朗)
3位 死神の精度(伊坂幸太郎)
4位 容疑者Xの献身(東野圭吾)
5位 その日のまえに(重松清)
6位 ナラタージュ(島本理生)
7位 告白(町田康)
8位 ベルカ、吠えないのか?(古川日出男)
9位 県庁の星(桂望実)
10位 さくら(西加奈子)
11位 魔王(伊坂幸太郎)
※本屋大賞は1次投票後ベスト10冊を選出し更にその10冊のうちで2次投票を行うシステム。
今回は1次投票で10位が2冊となったために最終的に11位まで選出された。
これを見ても
『ああっリリーフランキーまだ読んでない!』 とか
『伊坂幸太郎2冊も入ってる!』 とか
『ナラタージュ入ったか!』 とか
『やっぱり容疑者X来たかー!』 とか思っちゃいますね。リリーフランキーは義母が買って今叔父に貸してあるそうで、それが帰ってくるのを待っているのですがそろそろ催促しなくてはならないでしょう。多分読んでないんじゃないかな…と勝手な想像。
伊坂幸太郎は未読作家ですが、周囲の本読み友達が読み始めたので私も読んでみようかな。
(おまけ)いつも買っている雑誌の 『一言投稿コーナー』 に以前
『新古書店でリリー・フランキーが 【外国作家】の棚にあったのを見つけ爆笑。』
とありました。そりゃ確かに爆笑…でも本を読まないバイト君には仕分けは難しいのかも(笑)。
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